遠い昔習ったことがある春望「国破れて山河在り」

 外国語学院の1階入り口に、こんなのが立てかけられていました。

国破れて山河在り
城春にして草木深し
時に感じては花にも涙を濺(そそ)ぎ
別れを恨んでは鳥にも心を驚かす
烽火(ほうか)三月(さんげつ)に連なり 
家書万金に抵(あた)る
白頭掻けば更に短く
渾(す)べて簪(しん)に勝(た)へざらんと欲す

 たしか中学校くらいに「国破れて山河在り」と習ったことがある気がします。十数年ぶりに思い出させてくれました。

 学生によるとこれは唐時代に作られた詩(唐詩)だそうです。5文字でリズムをとるのが唐詩の特徴だそうですね。

 学生に意味を聞いてみたんですが、「つまり色々悲しいってことですよ、先生」って言われました。私がこっち方面にめちゃくちゃ疎いことを学生みんな知ってるので、いつもこうやってあしらわれます。

 「なるほど悲しいってことか。国破れてるしねえ」「そうですね」なんていう薄っすい話を繰り広げている様子は、まるで日本語教師失格です。