中国で新たに普及してきたレンタル電動自転車

 以前中国のレンタサイクル事情について触れたことがありますが、最近この近くではレンタル電動自転車が広まってきています。ここまで普及してきたということは、もっと都市ではもっと早く始まっているはずです。実際天津ではこの2週間くらいの出来事だそうです。

 サドルの下に大きいバッテリーが備わっているので普通の自転車ではないことが分かります。電動なので充電が無くなったら走れなくなるかと思いきや、ちゃんとペダルもあるので、もしものときは自分でこげるようになっています。当然ですね。

 16歳未満は乗れないというステッカーが貼ってあります。電動自転車は速いものだと時速30kmくらいは出ますので、安全上の面からのことだと思います。

 自転車全部と後部にQRコードがあり、これを携帯で読み取ります。
 このやり方はレンタサイクルにも、レンタカーにも共通しています。

 この電動自転車を使うためには、実名登録する必要があるようです。それと共に身分証の番号も必要です。電動ということもあって高価なので盗まれないようにするためでしょう。
 私は中国人が持っている身分証がありませんので、学生の身分証を借りてこの先に進んでみました。

 まずはスマホから自分の行き先を入力します。ここでは地図上に大体の場所をマークすることとなります。そしてそのマークした場所に最も近い指定された駐輪場に停めなければいけません。このルールを破ると、10元の罰金が科せられるそうです。つまりこのレンタル電動自転車は、常に決められたところにあるということです。

 レンタサイクルはどこに乗り捨ててもいいので、こういうところで若干利便性が異なります。

 地図の下には、バッテリーの状況が表示されています。上の画像だと現状は28km走行可とのことで、目的地の距離まで充電が持つかどうかも分かる親切設計です。
 乗りたければ一番下のボタンを押す事で、電動自転車の鍵が開くシステムです。

 運営している会社にもよりますが、この白いものは2元、青いものは3元くらいで借りられます。そんなに高くはないので利用する人も多そうですが、実は台数が限られています。レンタサイクルよりも圧倒的に少ないです。

レンタサイクル レンタル電動自転車
実名登録 必要なし 必要あり
価格面 1元程度 2~3元
速さ 通常の自転車と 時速20km~
乗り捨て 不可

 レンタサイクルと比べると一長一短。
 レンタサイクルは乗り捨ててもいいという性質上、時間が経つにつれて人口密集地に集まってきてしまい、今では郊外にほとんど見られません。運営会社はこのバランスを取るために、トラックで運ぶことで自転車の分布を分散させる工夫を行っています。

 一方レンタル電動自転車は、乗り入れる場所と乗り捨てる場所が指定されているのでこのような問題は起きにくいと思われます。今後どのような使われ方をするかは見ものです。





中国での生活