平成29年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅲ 問題11解説

問1 アウトプット仮説

 アウトプット仮説 (The Output Hypothesis)とは、スウェイン (M.Swain)によって提唱された、相手が理解可能なアウトプットをすることで言語習得が促されるとする理論。自分が言えることと言えないことの差に気付くことで、言えないことを言えるようになろうとすることが言語習得に繋がるとされている。

 したがって答えは3です。

 

問2 IRE/IRF型

 IRE/IRF型 – IRF/IRE型 – 教室談話とは、教室における談話の基本構造のこと。教師による発話 (Initiation)、学習者の応答(Response)、評価/フィードバック(Evaluation/Feedback)の順で談話が行われる。

 1 教師による発話 ⇒ 学習者の応答 ⇒ 学習者による確認
 2 教師による発話 ⇒ 学習者の応答 ⇒ 教師による発話
 3 教師による発話 ⇒ 学習者の応答 ⇒ 学習者による確認
 4 教師による発話 ⇒ 学習者の応答 ⇒ フィードバック/評価

 したがって答えは4です。

 

問3 グループワーク

 グループワークとは、ディスカッションやディベートなどのグループで行う活動のこと。

 1 学習者は母語話者ではないので、非文法的な砕けた表現はあまり使われません。
 2 正しいです。
 3 正しいです。
 4 正しいです。

 したがって答えは1です。

 

問4 シミュレーション

 シミュレーションとは、ある架空の状況下で発生している何らかの問題を、学習者たちが調査や意見交換などをして解決していく現実的な活動のこと。

 したがって答えは1です。
 
 

問5 ジャーナル・アプローチ

 ジャーナル・アプローチ (journal approach)とは、学習者の学習や異文化について思っていることや問題点を自由に書くことで、本人にその原因などを気付かせる方法。学習者が書いたものをジャーナルと呼び、それらを教師や援助者と共有することでフィードバックを与え、お互いの相互理解を深めることに用いる。

 したがって答えは4です。





平成29年度, 日本語教育能力検定試験 解説