【新日本語の基礎1】第16課 て形の練習

 て形ってなんだか曲者ですよね。一段や不規則ともかくとして、五段動詞たちの複雑な変化! 導入したのは先学期ですが、今学期も授業中ことあるごとにしつこく復習を繰り返してます。今でもまだ教科書を見て答えている学生もいますので、このようなうちは何度も何度もやるくらいでちょうどいいと思っています。これらに接続する多くの文法は日常会話においても有用ですから、て形が咄嗟に出力できるようになるくらいまで練習することが会話力の向上にもつながりますね。

 ただ、問題はどうやってて形の練習をするか、何か面白い練習方法はないかなーとずっと模索してました。今までは機械的に「”〇〇”のて形は?」と聞いていたんですが、まあこれでは面白くも何にもないですよねえ…。ですが先日新日本語の基礎1の第16課を見ていい方法閃きました~!

 1.朝起きて、ごはんを食べて、会社へ行きます。

 このて形は物事の順番を一つずつ表しています。「順序」と書くとすぐ理解してくれました。ここから更に発展してこのように聞きます。
 「朝起きてから会社に行くまでに何をしますか?」

 ・服を脱ぐ
 ・トイレに行く
 ・服を着る
 ・歯を磨く 等々

 まず一通りこのように挙げてもらいましょう。そしたら、数人程度に朝起きてから教室や会社に行くまでの順序を、て形を使って言ってもらいます。
 「朝起きて、トイレに行って、服を脱いで、服を着て、ごはんを食べて、歯を磨いて、教室に行きます。」
 これは他の物事にも応用できそうですね。

 3.東京は人が多くて、にぎやかです。

 文型3はあるものに対する形容を連続して行う文です。元々は「東京は人が多い」と「東京はにぎやか」という2つの文ですが、これらをまた形容詞て形で接続して1つにしています。
 い形容詞は「い形容詞語幹+くて」で作ります。
 な形容詞は「な形容詞語幹+で」で作ります。

 「ここは(この街は)どんな街ですか?」とか「北京、上海はどんな街ですか?」など、身近あるいは有名な街の特徴を聞いてみます。

 ・大きい
 ・人が多い
 ・古い(歴史がある)
 ・海がある
 ・天気がいい
 等々…

 これもまたて形で全部接続しちゃいましょう。
 「大きくて、人が多くて、古くて、海があって、天気が良い」

 実際の授業では「私の印象を教えてください」と聞いて、一人ひとり私の印象を言ってもらいました。面白いとか不思議とかいろんな形容してくれましたね。クラスのムードメーカーなんかを引き合いに出して、みんなで形容して練習するのもいいと思います。

 楽しいて形の練習になりました。これ全部やろうと思ったら30分くらいのボリュームがあるかな…

【日本での生活ガイド】電話口の日本語編

 今回は日本語で電話をかけてみよう!というテーマにしました。留学したらおそらくアルバイトをすることになります。授業に来た学生の大半はコンビニでアルバイトするつもりでいろんな不安を感じているようでした。まずはその前段階、バイトを探すための電話! 電話しなければ面接も始まりません。必要不可欠ですから、気合入れて教えてきました。

 どうやってバイトを探すかですが、これは中国とあまり変わりありません。インターネットで探したり、アプリもありますね。また友達の紹介や店の張り紙も。唯一異なる点はコンビニなどに置いてる求人情報誌です。これはその地域に特化した情報が載っているうえに無料ですから利用しない手はありません。

 バイトの場面でよく使う単語も教えておきましょう。
 ・時給
 ・シフト
 ・週休
 等々…

 さて、電話をかけて相手が出たらまず何を言うべきか。ここは多少差はあるにしても定型文ですから丸暗記してもらいます。
 例えば「突然の電話失礼しました。私は〇〇と言います。本を見て電話しました。アルバイトはまだ募集していますか?」みたいにできるだけ低姿勢の日本語が好ましいと思います。

 それに対して「募集してますよ」と言われれば、次は面接の話になるでしょう。要件を伝えなければいけません。
 ・自分の名前、電話番号、面接の日程、場所…
 ここでシフトに関してや仕事の内容に関して質問してもいいですね。また、外国人でも問題ありませんか?とあらかじめ伝えておくのは案外大切なことだと思います。

 次は確認。
 「もう一度確認したいんですが、よろしいですか?」のような一文を挟んで、面接の日程、場所、履歴書、あるいは店長さんの名前、電話番号等を確認します。間違わないためにも重要ですね。

 最後、電話を切る時はどのように言うか。
 「分かりました。では何月何日何時にどこどこに行きます。ありがとうございました。失礼します。」のような言い方ですね。

 この後実践練習してみました。私が架空のコンビニ店長になりきって学生からの電話に対応します。学生の目標は今日教えた電話口の日本語を駆使して面接の予定を取り付けること。私は架空の名前、架空の電話番号、架空の日程、架空の場所をあらかじめ準備しておき、学生達の声が届かない教室の外へ出ました。教室ではみんなに聞こえるようスピーカーに切り替えます。

 結論から言うと、実際に電話してくれた学生はまあまあ良かったと思います。分からない時、聞き取れないとき「すいません。もう一度お願いします。」と言えました。これは実践的に重要なことです。
 いくつか良くなかったところを挙げれば、店長さんの名前を聞き取れなかったこと。名前が分からないと何かと不便だし失礼にもなりますね。そして最後電話を切る時、私が言った「失礼します。」に対して無言でした。これには同様に「失礼します。」で答えたほうがいい気がします。

 一度模擬練習をしたことで、重要な点がより明確に分かってくれたかなと思います。
 私にとっても有意義な授業となりました。

【日本での生活ガイド】買い物編

 今回はスーパーやコンビニでの買い物の仕方を教えました! 場面によっては様々な日本語に触れる機会があるので、そういった日本語をあらかじめ勉強しておき、難なく買い物できるように教案を考えたつもりです。自炊するにも惣菜を買うにもとにかくスーパーに行かなければいけません。食の心配は日本へ行く前にちゃんと取り払っておきたいですね。

 スーパーもコンビニも基本的には同じ方法だし、中国となんら変わりはありません。問題なのは、レジの人が何を言うかです。教えたポイントはこちら。

 ・コンビニでは「温めますか?」「箸はお付けしますか?」等、商品によって質問されることが違う。
 ・スーパーではレジ袋が必要かどうか聞かれたりする。
 ・ポイントカードの有無を聞かれる。

 書き出すとあんまりないですね。でも内容のボリュームは1時間くらいありました。日本へ行ってコンビニでアルバイトをするかもしれない人は、店員さんが言う言葉を全部覚えなければいけません。ですから入店から帰るまで、店員さんが言うであろう全ての言葉を順を追って教えました。

 特に金額が難しかったようです。仮に「合計〇〇円になります。」が聞き取れなかったとしても、レジには金額が書かれていて払うべきお金が分かるんですが、自分が店員さんになった時に正確に言えなければいけません。そのあたりの重要性も理解してくれました。

 以上、こんな感じです。
 次は来週水曜日。内容はどうしようかな。