~如き/~んばかり/~とばかりに

~如き/~如く/~如し


 意味は「~のような」だが、硬く古い日本語の印象を与える。
 「光陰矢の如し」は諺。
 「死ぬがごとく」のとき、実際には死んでいない。

~んばかり


 Ⅲグループ「する」のない形は「し」だが、この文法の時は「せ」となる。
 「~するような感じで~する」という表現。「土下座せんばかりに」のとき、実際は土下座していない。

~とばかりに


 発話文に接続する。「~と言うように~する」という表現。「待ってましたとばかりに」のとき、実際に「待ってました」とは言っていない。
 「ここぞとばかりに」は慣用表現で、「今がチャンスだと思い~する」と同じ。

区別

 接続が異なる。

~を控えて/~を前にして

~を控え(て)


 「名詞+を控え(て)」が一般的な接続だが、「名詞+を+時間+控え(て)」という文型もある。
 

~を前にし(て)/~を目前にし(て)


 時間が超接近しており、まもなく何かが発生する緊迫感を表現できる。

区別

 「~を控えて」は時間的な余裕があり、明日かもしれないし、来週かも、1か月後かもしれない。
 「~を前にして/~を目前にして」は余裕がなく、まもなく始まる感じがする。

 ①「会議での発表を控えて、手足が震えてきた。」
 ②「会議での発表を前にして、手足が震えてきた。」
 緊張して手足が震えたことを強調したいのであれば、会議までの時間が接近している②を使うべき。

~(よ)うが~まいが/~(よ)うが~(よ)うが

~(よ)うが~まいが/~(よ)うと~まいと


 意味は「~でも~でなくても」
 どんなに、どれだけ、たとえ、いくらと呼応することがある。
 同じ動詞を使い、それぞれ動意向形、動まい形に活用して使う。


 一段動詞と不規則動詞は、意向形の「よう」を「まい」にするだけで動まい形になる。
 五段動詞は注意。意向形とは関係なく、「辞書形+まい」が動まい形となる。
 

~(よ)うが~(よ)うが/~(よ)うと(も)~(よ)うと(も)


 意味は「~でも~でも」
 AとBは並列の類似した単語を使う。「何」「いつ」「どこ」は具体的なもの・ことの代わりとして使えるが、1つ目の要素には使うことができない。 

区別

 接続が複雑な点に注意。意味は異なる。