日本語教師のお仕事

 あと2週間もすれば学校は夏休みになります。中国は日本と違い、9月に新年度になるため、今大学は卒業式ムード。毎日ガウンを着た学生をどこかで見つけます。

 学生から聞きましたが、6月20日になると、4年生は寮には居られなくなるようです。ですから荷物をまとめる4年生の姿がよく見られました。

 白い袋に入れられているのは紛れも無く4年生の荷物です。決してゴミではありません・・・。私は恥ずかしながら最初はゴミかと思い、一緒に歩いてた学生に「ゴミじゃないですよ!」と言われてしまいました。日本ならダンボールに入れるところ、中国ではダンボールは一般的ではないようです。

 また、河北省の各都市への宅配は重量により料金が変わります。一斤とは0.5kgのことで、学生は「高い!」と言ってましたね。たくさん荷物があれば何十元もかかるでしょうから、学生には確かに高いと感じるかもしれません。しかし、日本と比べると驚くほど激安。羨ましい限りです。

 荷物の整理だけではありません。今日から学内ではフリーマーケットが開かれています。4年生がもう必要なくなった日用品や参考書などを格安で売り出し、下級生が買います。毎年この時期はよくある光景だと聞きます。先ほど、夜10時ごろになっても学内はフリーマーケットで賑わい、大変活気に溢れてました。

 4年生が卒業するということは、新しい1年生がやってくる・・・。楽しみですね~

日本語教師のお仕事

 あと2週間もすればテスト期間になります。その時絶対に避けて通れないのが学生の評価。順位を付け、公表する。これは今私が最も恐れていることの一つです。

 今日も一つ、重要な出来事がありました。
 我々の大学から毎年3名、1年間天津外国語大学へ行って日本語を勉強することになるわけですが、その3名を暫定的に決定する面接試験が今日ありました。私は面接官として、対象の2年生に質問する立場です。天津外国語大学とは日本語が非常に優秀だと聞いております。そこに行きたいとする学生の熱意は強く、口々に「行けば何か必ず変わる」と言いました。

 そうです。
 私は” 他人の人生に関わる立場 “にいるということです。慣れてしまえばそれまでですが、雑になってしまえば問題があります。彼らの人生に大きな影響があるんだという事を常に念頭に置かなければいけない。

 
 余談ではありますが、たった数ヶ月間でも私の学生だった3名です。どの学生が行こうと本当に悲しい。できることなら、私がその3名を選ぶ立場になりたくなかった。
 そして死ぬほど悔しい。確かにこの学院は向こうの学院より劣るかもしれません。しかし、この学院の下で勉強してくれたのなら、必ず日本語を上達させてあげられる自信が我々教員にはあります。面接では「天津に行ってもっと日本語を勉強したい。」と学生が言いました。その向上心は褒めるべきですが、非常に複雑な心境です。

 これは私の感情ですから、学生の評価や面接に持ち込むわけにはいきません。常に公正で、常に学生のためを思って行動する。もし天津に行きたいのなら、私はそれを応援する。きっとそれだけなのでしょう。

日本語教師のお仕事

 今週から週2回のペースで特別授業を行うことになりました。中国の南方から来た6名の学生に対する日本語の授業です。彼女達は将来日本に行って看護師をしたいという壮大な夢を持っています。そのためにはまずN2の試験に合格しなければならず、毎日必死に頑張っています。

 来月から昼間は研修、夜は日本語の授業という超ハードスケジュールで動くらしく、試験のある今年12月まではここ廊坊で住むようです。試験に合格しなければ、また次の試験でN2を目指し、最終的にはN1に合格することが目標だと言いました。

 「先生は西红柿食べますか?」「紫色的蔬菜(茄子)食べますか?」「辣椒食べますか?」などなど、中国語で食べ物に関する質問をやけにしてきたと思ったら、台所で私のために料理を作ってくれていました。これは彼女達が作った料理です。私は野菜を全く食べないという子供染みた特徴があり、知らず知らずのうちに大変迷惑をかけていたようです。野菜ならあれもこれもダメダメ!と私は言っていたので、困ったのでしょう。それでも、真ん中の鶏の手羽先は一番美味しかったです。隠し味でコーラを使って煮たとのこと、衝撃的です。どうりで甘かったのか・・・。

 週に数回会う機会がありますから、上達を見るのが非常に楽しみです。