日本語教師のお仕事

 この数年で私の授業スタイルが徐々に固まってきて、1年生と3年生の授業はほぼ授業の準備をしなくてもよくなりました。
 雑なこと言いますが、1年生はやまびこみたいに発話を促してある程度レールを敷いてそれに沿ってやればいいですし、3年生はもう上級なのでテーマを与えればほっといても発話してくれます。

 でも一方2年生の授業はまだまだ確立したものがなくて困っています。
 2年生になると個人のレベル差が顕著で教案の難易度設定も難しいし、マニュアル通りやってると飽きられるし、私としては妙に苦手意識があるんです。

 今までは個人発表という形式で、何かテーマを与えてそれについて考えて発表してもらうという形でした。
 でもこれだと発表し終わったら暇そうにされるし、何より成果があんまり感じられなくて微妙です。
 やり始めた当初から改善しなければならないとは思ってました。

 ということで、今学期はこの部分を一新しようと思います。
 毎週頑張って0から教案作っていくスタイルを数年ぶりにやるつもりです。

 アフレコ大会
 3~4人でグループを組んで任意のドラマかアニメを選び、10分程度の尺を学生によって吹き替え。
 準備やら練習やら時間がかかると思うので、授業で扱う2~3週間前くらいにグループ分けして通知しておくつもりです。
 今学期中に最低1回、多くても2回やりたいです。

 ほんとは審査員として他の日本人呼びたいんですけどそれはおそらく叶わなそうなので、良いところ同僚の先生1名か、クラス全体で審査する形式にしようかなと思います。

 スピーチ大会
 来年の地区大会を見据えてこの辺りからちょっとずつ練習していく予定です。適正とかも見られますし、いいタイミングだと思います。
 これは一人ひとりの発表ですから緊張度も増しますね。
 テーマは1週間前に与えて、自分の意見を3~5分程度で発表してもらいます。
 数回に分けて行うつもりなので、初回は基本的な姿勢、発声などから。2回目3回目以降は表現力などについて触れるつもりです。

 
 ちょっと広い別の教室でやれれば雰囲気出ますから、劇は1回くらいやってみたいですね。
 物語は自由に決めてもらうつもり。中国の昔話、日本の昔話、あるいは完全自作のストーリーでも何でも構いません。
 ナレーション1人、あとは演者。ストーリーの登場人物の数によっては一人二役になるかもしれません。そこも見どころになるかと思われます。
 1グループ15分くらいでしょうか。これも3週間くらい前から告知しておかないと準備が大変ですよね。
 各自使用する道具なんかも準備できればいいんですけど、コストはできるだけかけないようにしたいです。

 ロールプレイ
 これが授業の軸になりそうです。
 毎回2人~3人くらいのグループになって、何かロールプレイをしたいと思ってます。
 例えばですが、道を尋ねる人と道を教える人に分かれて会話を繰り広げたり、警察に電話して事故の状況を伝えたりとかそういうことですね。
 より実践的な会話をやってみたいです。
 今までロールプレイはやったことがなかったんですけど、4年目にして初めてやってみようかなという気になりました。
 この辺りはまだ教案が白紙なので、来週までに具体的な部分を詰めます。

 
 今の2年生はわりと調子が良いので、あとは私もとびっきりの授業で後押しできればいいと思ってます。
 また授業の準備、必死に頑張ります。

日本語教師のお仕事

 ふと先学期のことで印象に強く残ってること思い出したので書きます。

 去年新しく来た中国人の先生と、食事した後歩いて帰りました。
 先生は日本語教師歴こそないものの、教職という立場で言えば私の大先輩にあたります。
 ですから学校のことや学生のことで話し合ったり、情報交換することもありました。

 その先生が、ある時私にこんなことを言ったんです。
 「高橋先生はすごいですね。こんな小さい都市の小さい学校に来て、長い時間ここにいる。お金に興味もなく、ずっと真面目に仕事をしています。どうして別のもっと良い場所に行かないのか不思議です。」

 こんな話を言われるのは初めてでした。
 確かに小さい都市です。そして小さい学校です。他の日本語教師のブログなんか見ても、学校の規模は比較にならないほど小さい気がします。
 また学校の設備なんかも劣り、お世辞にも環境面で良いとは言えないところではあります。

 その先生に言わせてみれば、こんなところに長い3年もいるのが信じられなかったそうです。
 違う学校を探そうと思えばすぐ見つかりますし、給料だってもっと上がるでしょうし、もっと優秀な学生とも出会えるかも。
 そんなことを言ってました。

 別の学校に行こうっていう考えは、この3年半で考える事はあってもその気はありませんでした。
 給料は確かにあまり高くありませんが、中国で生活する分には何も問題ありません。
 この学校に来る学生は中国全土で見れば優秀とは言えないかもしれませんが、学校の中で働く以上そんなこと関係ありません。
 学生への期待がことごとく裏切られても、それを学生の能力のせいにしていてはやっぱり教師として失格だと思います。

 私自身お金に興味がないわけでもないですし、真面目に仕事しているわけでもないと思っているんですが…
 でもその先生の話はとても光栄です。

 ビザの関係上、少なくとも5年間はここにいるつもりです。
 昔の仕事では逃げるように辞めてしまったので、次は同じことを繰り返さないよう意地でも逃げずに続けたいんです。
 同時に何か爪痕のようなものを残さなければならないと、少し焦りも感じてきています。
 その先生が思うほど、私の現状はあんまり美しくないんですけどね…

日本語教師のお仕事

 学生も本格的な夏休みに入って一週間くらい経ちました。
 私はというと学生よりも一足早く帰国しましたので、もうすぐ3週間というところです。

 ここ連日はアルバイトが続いていたのでまったく更新しないどころかコメントすら見てなかったです。
 今後時間あるときに返信したいと思います。

 今さっき主任より来学期の時間割が送られてきました。
 帰国前にいろいろ主任と話し合った結果、1年会話が2コマ、2年会話2コマ、3年会話2コマ、日本経済と、実に7つもの授業を受け持つことを了承。いまだかつてない忙しさになるのではないかと思われていたんですが、今回は主任の計らいで1つコマが減りました。

 日本経済が他の先生担当となり、私は残る6つです。
 6つならいつもより1つ多いくらいでさほど変わらないと言えます。

 ただ、日本経済は私しかできない気がしていて、これ他の先生が担当するとなるとどうなることやら…。
 ここは私の専攻ですので、コマ一つ多くなったところでさほど負担にはならないのですが。

 とは言えもうこれで承認するようですから、いずれにしても来学期は会話一筋になりそうです。
 頑張っていきます!