日本語教師のお仕事

 今先生の間でちょっと話題になっていることがあります。
 それはこの学校の学生のレベルが徐々に落ちてきていることです。

 というか、この間のスピーチコンテストを見ていると他の大学の学生のレベルも落ちている気がするので、この大学の問題だけではないでしょう。少なくとも華北地区全体で見られている現象です。

 各学年に聞いてみると、大学入試の点数は確かに徐々に落ちていますから、それに伴って全体のレベルが落ちているのも事実です。

 どうやれば学生の質は上がるのか。
 これはさっき他の先生と食事しながら激論しました。

 大学には国によって定員が決められており、点数の高い順から機械的に合格者が決まります。
 つまりこの大学に入りたいという学生を増やすことが底上げに繋がって、学生の質も高められる。
 じゃあどうやってそんな学生を増やすのか。

 ネームバリューは無いに等しいですから、この大学の日本語科の実績とか魅力とかで惹き付ける他ありません。
 それがネームバリューに繋がっていくはず。

 実績とは、卒業生の就職状況、進学状況、スピーチコンテストの成績。
 対外に示せる分かりやすい指標はやっぱりこの3つです。このうち私が関与できるのはスピーチコンテスト。
 結局ここに辿り着くわけですね…

日本語教師のお仕事

 夏休み個別特訓は今のところ2名のみとなりそうです。
 2年生1名、3年生1名。

 やりたいと言ってくれた学生と相談してみた結果、1日おきがちょうどいいんじゃないかという結論に達しました。
 学生は2人いますので、1日ずらしてちょうど交互にやります。したがって私は毎日です。

 問題があるとすれば、私の時間を割くことができるかどうかなんですが、これに関してはまず挑戦してみましょう。
 毎日やって習慣化すれば難しいことはありません。
 もし何か別の用事があった場合には、あらかじめお互い連絡し合って再度時間を調整する形で補完すればいいだけです。

 時間はおよそ決まったことですから、あとは内容面ですね。
 これも学生の要望と照らし合わせて決定したいと思っていますが、まずは私の方から提案してみないことには始まらないですね。

 どうせ夏休み中は暇を極めていることでしょうから、時間はありあまってます。
 この個別特訓の話は一部の人しか知りません。秘密なので内密にスケジューリングしていきます。

日本語教師のお仕事

 今日は午後から3年生と会話。
 彼女は先週スピーチ大会に参加した子で、交換学生であるにも関わらず毎週廊坊に帰ってきては会話の予約をしてくれます。
 普通学生と会話するときは、場所は暗黙の了解で教室や教室の外の廊下でって決まっているのですが、彼女の場合はいつも近くのファストフード店です。そこは中国的な言い方をすると”環境が良い“ので私も好きです。

 明日は月曜日で授業があるため、今日中に天津に帰らなければいけません。その帰る直前の2時間を私との会話に費やして、そして今週もまた帰って行きました。
 別の学生なら今日別れたところでまた明日授業で会えますが、彼女に限っては1週間見かけることもなくなります。
 それには何か不思議な寂しさを感じられずにはいられません。

 スピーチコンテストが終わって1週間経ちましたから、彼女とは当然スピーチのことも話しました。
 あの時私がどう思ったのか、そして私が今何を考えているのか。
 同じように彼女は今どう思っているのか、そしてこれから何をしたいのか。
 あの大きな”試練”を乗り越えたからこそできる忌憚の無い意見を交わすことができたと思っています。

 彼女は一貫して緊張から解放されホッとしたと言ってました。
 後悔とか不満とか無いことはないでしょうけど、それを引きずっている様子はありませんでしたから私も安心しました。

 私から彼女に伝えたことは、私の反省。
 スピーチコンテストのために私は君にできる限りの協力をしなかった。できないのではなく、しなかったと表現したことにもちゃんと理由があります。結果についてはどうでもよくて、とにかくまだまだ意識が低くて軽視していた部分があったことに気付かされた。
 ちゃんと言わないと、この一連のスピーチコンテストに向けた私たちの努力に区切りがつかないと思いました。

 真面目は話は早々に終わってあとは適当におしゃべり。

 帰り際にこの間スピーチコンテストの時に天津で食べた日本料理もう一度食べたいって言ったら、今度一緒に行くことになりました。
 私もあと3週間くらいで帰国しますし、学期末はテストやら成績やら忙しくなりがちなので今週中に行きたいなあと思ってます。

 天気が涼しそうなのは今週水曜日かな。
 楽しみにしてます。