アイスブレイク

 今週の授業では指に関する話題が何かと多かったです。引き金は指輪から始まり、「指輪ってどこにつける(はめる)んだっけ?」と聞いたところが発端。”指”だけでかなりの時間脱線できましたね。本筋からずれて変な話をするのは私にとっても学生にとっても楽しいものです。

 指輪はどこにつける?という質問から、まずは個々の指の名前を教えることにしました。

 [親指]
 親という漢字があるけど、一般的にはお父さんを意味する。
 霊柩車が通る時、親指を隠すという迷信がある、等々。

 [人差し指]
 人指し指でもいい。この時学生に読ませたら「ひとゆびしゆび」と言った人もいて面白かったですね。

 [中指]
 中指だけを立てるのは中国でも侮辱の意味を持ちます。
 そこで、あえて中指だけを立てて「この指は何?」と見せると笑いながら「先生それダメ!」と言われたりしましたね。クラスの雰囲気と相談ですが、知らんぷりしてわざとやって見るといいかも?

 [薬指]
 名前を教えるとどうして薬?という表情をします。
 諸説ありますが、一番分かりやすく昔薬を使う時にこの指を使っていたんだよと教えるといいですね。
 現代風に「化粧する時」と言い換えてもいいかもしれません。そしたらまた化粧の話に脱線しちゃいましたが…。

 [小指]
 親指の反対側は子供。小指は約束する時に使います。指切りげんまんですね。
 これは中国でも同じです。というか中国から周辺国に広まった風習だそうですよ。

 指切りげんまん 嘘ついたら 針千本飲ます 指切った

 教壇に一人の学生を読んで、歌って実演しました。これのウケは最高に良かったです!
 「先生、もう1回!」なんて言われたので結局3回やることになりました。その後歌詞を黒板に書いて意味の説明。慣用句で「指切りする」は「約束する」という意味。実際に目にすると覚えやすいものです。昔は指を本当に切ったという説もあるようですが、こういうのは混乱を回避するためにも省略すべきかな?

アイスブレイク

 暇さえあればyoutubeで色んな動画を見たりしているんですが、度々授業内容に参考になったりします。先週から今週にかけて全学年にやってみたのが「お絵かき心理テスト」。いくつか絵を描いて、自分が分かるというものです。ちなみにこちらの動画を参考にしました。

 お絵かきするにあたって皆に「カミはありますか?」と言いましたが、カミというと「髪」を一番に思い出すようで、最初はみんなハテナ模様。そこから余談で「紙」「髪」「神」の話に派生したこともありましたね。
 こういう余談は私の授業では比較的多くなりました。先学期の1から10まで教案を準備していた頃は教案通りに進めなければという気持ちが働いて余談が全くありませんでした。これでは授業の自由度が低くなるので退屈になりがちなんですよね。

 さて、まずは上の動画に沿って紙を6分割し、小さい丸を2つ、大きい丸を2つと言った具合に全てのマスに基本となる図形を描いてもらいます。ここに自由に絵を描いてもらうわけですが、見てみるとやはり人それぞれです。第一印象がこんなにも違うものかと驚かされます。ちなみに、学生にとっては形容詞を捻り出すのが中々難しそうでしたね。
 実際は面白そうな4人を選んで黒板に描いてもらいました。これが結構重要で、全員自分の机で描いてもらうのでは活気に欠けます。

 最後に答え合わせ。絵を全部描いてもらったところで「実は、これは心理テストです。」と伝えます。そこで「やっぱり」という表情をする人もいれば、「えー!」なんていう人もいます。やり初めに教えるより、このタイミングで打ち明けたほうが効果的ですね。

 ①あなたが思うあなたの印象
 ②他人が思うあなたの印象
 ③あなたの子供時代
 ④あなたの性生活 → あなたと恋人との関係
 ⑤あなたの仕事
 ⑥あなたの未来

 診断内容としては以上ですが、学生の大半は女子学生でしたので、4番の内容は「あなたと恋人との関係」として柔らかい表現にしました。
 結果では自分を可愛いと思っていたり、他人から汚いと思われていたり、仕事が変だったり、未来が絶望的だったりと結果は様々。学年にもよりますが、30分~40分程度のボリュームでしたね。

アイスブレイク

 「ある」と「いる」は中国人日本語学習者も良く間違える部分です。一般的に命があるかどうかという説明で区別されますが、これだけでは説明できない例外もあります。


 「ある」は非生物的、つまり命のない物によく使います。教室にあるもので言えば、携帯、教科書、チョーク、黒板、机などなど。また抽象的な物、見えない物にも使うことができます。例えば、夢、希望、予定、能力などなど。
 では植物はどうでしょうか。実は命があるのにも関わらず「ある」に分類されます。この点が一つ特殊な点です。

 一方、「いる」は植物以外の生命の存在に使います。学生、先生をはじめ、猫や犬、鳥などのペット類もこれに分類されます。ハエや蚊といった小さな生き物から微生物レベルまで「いる」を使います。

 さて、この大枠の分類方法を踏まえて、「死体」「人形」「幽霊」「神様」「ロボット」はどっちでしょうかと学生に質問してみると盛り上がります!

 本来「猫がいる」と言いますが、猫が仮に死んでいれば「猫の死体がある」と言えます。つまり死体であれば「ある」に分類されるわけです。
 人形は一般に「ある」を使います。「いる」なら命が吹き込まれた感じがして、能動的に行動している感じがしますね。ところがロボットの場合は「いる」を使うことが多いようです。以前流行したAIBOや現代のPepperなんかも「いる」と言った方が自然に聞こえますね。
 幽霊には「いる」を使います。しかし既に命がない存在ですから、学生に聞いて見ると意見が分かれます。
 では神様はどうでしょうか。幽霊とはまた違う神聖な存在ですが、こちらも幽霊と同じで「いる」が使われます。