作文

 第2回の作文の授業です。

 まずは前回書かせた三題噺の返却。
 これらを全て確認し、間違いである部分に赤い丸をしました。
 丸が一つでもあれば不合格で再提出。毎週1つないし2つの課題を与え、学期末にはそれらの提出状況で成績を決めます。

 初回無事合格したのは1名…。
 2年生の作文はあまりにひどいもので、形式から単語・文法まで壊滅的でした。

 冬休みあれやこれやといろいろ準備してきたことは全てやらないことに決め、基本から教えるつもりです。
 そのためには助詞、口語使用、不自然な表現、句読点の使い方、書式、文全体のまとまり、全てにおいて鬼のように訂正します。
 嫌われることは間違いないでしょうが、この授業では学生に茨の道を進んでもらおうと思っています。

 ちなみに作文には赤い丸を書くだけで具体的にどう訂正すればいいかは示していません。
 まずは返却して学生自身に考えさせるためです。
 もちろん質問されれば答えますが、原則質問されない限りこちらから答えを教えることは絶対にありません

 今回の授業冒頭でこのことに触れました。今学期を通してのルールです。

 そして今回の課題は2つです。
 一つは前回の流れからもう1回想像作文です。

 「2人は別れた。」この後に続く内容を自由に考えてもらいます。
 2つ目の課題はもう一度三題噺。数人の学生に任意の名詞を挙げてもらって「ゲーム」「抹茶」「食べ物」の3つに決まりました。

 今回最も注意したことは、常体と敬体です。
 一番初めの文末が常体なら、それ以降全て常体でなければいけません。敬体でも同じです。
 これは日本人なら何気なくやりますが、やはり学習者ではなかなか意識しにくい部分だと思います。

 実際1回目の訂正でもほとんどの作文で統一されていませんでした。
 これに関しては強く意識してくれるようになるまで何度も訂正を繰り返さなければいけないと感じてます。

 
 この2つの課題を書いている間に私は再提出した作文の訂正、交換日記の進捗確認です。
 私も学生も暇な時間は一切ありませんでした。
 お互い茨の道ですが、今学期最後まで頑張ろう!

作文

※この記事はまとめ中です…。

南方 → 南
北方 → 北
代表する → 表す
私たちの目の中の地図 → 私たちが見る地図
老人 → お年寄り
大部分の → 多くの/ほとんどの
地球の大部分は海洋 → 海は地球の大部分を占める
ある人は歌っています。ある人は踊っています。ある人はお酒を飲んでいます。 → 歌ったり、踊ったり、お酒を飲んでいる人がいます。
彼の生活する都市 → 彼の生活するところ/彼の生活する街
地方 → 場所
私の趣味は踊ります。 → 私の趣味は踊ることです。(NはNです。)
彼女は大きい目があります。 → 彼女の目は大きいです。
私の夢はオーストラリアに行きたいです。 → 私の夢はオーストラリアに行くことです。
身の安全を保証 → 身の安全を確保
私はバスケが上手です。 → 私はバスケが得意です。
これはなぜですか? → なぜでしょうか。
違う地域では大きい差が見られます → 地域によって差が見られます
春が安いに病気したと思います → 春は風邪を引きやすいと思います。
異なった地区の人は → 地区によっては
ある人は寒がり、ある人は暑がりです。 → 寒がりの人もいれば、暑がりの人もいます。
区別 → 違い
小さい車 → 軽自動車
私の趣味は料理をしています。 → 私の趣味は料理をすることです。
彼たち → 彼ら
大人は子供に要求を出す → 大人は子供に強要する。命令する。~させる。
両親は私に多くの関心をくれました。→ 面倒を見てくれました。
私は母に敏感ではないことを望みます。→ 気にしないことを望みます。あまり干渉しないことを望みます。
母は自分がかわいがることが多いとほしいです。 → 母が自分をもっと可愛がりたいです。
ご飯を作らずにはいられなくなりません。 → ご飯を作らずにはいられません。
体に関心を持っています。 → 健康を気にしています。気にかけています。
自分が大人なのを覚えて、 → 自分が大人であることを忘れずに
妹は私のチョコレートを食べたかったです。 → 妹は私のチョコレートを食べたがっていました。
絶対の自由 → 絶対的な自由
私のご両親は → 私の両親は
いつも私たちの願いを満足しました。 → 願いを叶えてくれました。
赤道以上はオーストラリア → 赤道より上はオーストラリア
友人が困るときは、お金を貸します。 → 友人が困っている時はお金を貸してあげます。
母はペットを飼うことを許してくれませんでした。彼女は世話するのは面倒くさいと思っていました。 → 自分の両親に「彼女」「彼」はダメ
私たちは冗談を言っている。 → 私たちは冗談を言い合っている。
これは私個人の意見だけです。 → 「だけ」いらない
勉強しずにはいられない → 勉強せずにはいられない
様々なのこと → 様々なこと
いろいろのこと → いろいろなこと
両親の支持に感謝します。 → 両親に感謝します。
趣味を発展させるのはお金がかかります。 → 発展は都市や経済などに使う言葉
自分の年齢はだんだん増えていますが → 自分の年齢がだんだん高くなってきましたが
自分の考えもますます熟していきます。 → 熟すは果物や実などに使う。成熟した考え、ますます大人びていきます等
少ないお金を稼ぎました → 稼ぎが少ない。あまり稼げない。
彼は私に水泳を習いたいです。 → 習わせたいです。
私の怖い体験は、高校時代のスピーチ試合です。 → スピーチ大会です。
試合はスポーツ関係
私のは少し部分の内容を暗記することができませんでした。 → 少しの部分
その道は狭いでした。 → 狭かったです。
そこは異常な静かです。 → 異常な静かさです。/異常に静かです
鬼 → 幽霊/お化け/ホラー
道には灯がありません。 → 灯り/街灯
花は尊い、葉は平凡です。 → 花は尊く、葉は平凡です。

作文

 1回目の作文の授業です。
 この授業は先学期から入念な準備をしてきましたので、早くやりたい気持ちがありました。

 本来は2年前期と2年後期にそれぞれ作文の授業がありますが、前期は別の先生が行い、後期は私が行うこととなりました。
 したがって作文の基本的な書き方はすでに習得しているものとして考え、そのあたりの導入は省いてひたすら書くことに徹します。

 まずは最もやりたいと思っていた交換日記です。
 B6サイズの手帳のようなものを3冊用意し、その1ページ目に何月何日誰が書くか記したスケジュールを、2ページ目には以下の交換日記の書き方を貼り付けました。

 スケジュールは3冊全て異なり、同じ日に同じ人が複数書くことのないように調整しています。
 交換日記ですから手渡ししていくことが絶対です。
 ですから授業がなく会う機会もない週末土日はお休み、その他祝日等あればそれも同様お休みです。

 記念すべき最初のページは3冊とも私が書きました。ここはテンプレみたいなものですから適当です。
 進捗は毎週作文の時間にいったん回収して確認する予定です。

 この交換日記の素晴らしい点は次の人に何か質問をして、次の人がそれに答えるところです。
 こうすると交換を繰り返すモチベーションを高められます。
 また、交換が繰り返されれば繰り返されるほど日記としての価値は高くなり、久しぶりに自分の手元に戻ってくる頃にはきっと”小説”に変わっていることでしょう。

 そしてこの学期が終わる頃にはきっと素晴らしい宝物になっているはずです。

 一通り交換日記の説明が終わったらさっそく作文。

 まずは何でもいいので紙を用意させました。
 次に「私はボールを投げました。」と書かせます。みんなにです。
 学生にはこの続きを自由に考えてもらいます。時間は5分です。

 説明もなく突然だったので驚きの顔だったんですが、自由に想像して考えてもいいと伝えたら早かったです。
 みんな書き終わったところで数名に聞きました。

 「ボールは人の頭に当たりました。彼を連れて病院に行きました…」
 「(バスケットボール)見事3ポイント入りました…」

 聞いていく過程で書き出した作文の想像力を褒めてあげます。
 4級試験には作文がありますが別に事実だけを書く必要はない。とりあえず嘘もいいよ、自由な発想で書けばいいよと固定観念を取り払うことから始めました。

 もう1回練習です。
 「私は転びました。」に続く文を考えてもらいます。
 「頭から血が出ました…」
 「人がたくさん見ていましたので恥ずかしかったです…」
 などなど。

 これは今後も継続していきたい練習です。
 私のひそかな期待は、想像力が高まった末に奇抜さが出てくることです。
 「私は転びました。雨が降っていました。」と、このくらい詩的な文を書いてくれたら大成功かな。

 
 そして第1回目のメインテーマ「三題噺」。
 三題噺とは適当な言葉を3つ折り込んで即興で演じる落語のことです。これを作文でやってみました。

 今回は「チョコ」「雑誌」「殺人」
 三題噺は面白かったんですが、中には力技を使う人もいました。
 これはダメだよとは絶対に言いませんが、何度かやればもっと独特なのが生まれてくるかもしれませんね。

 書いてもらったものは回収して来週までに訂正して返却します。
 まず1回目でしたから、私の作文の授業の雰囲気を掴んでもらうことに重きを置きました。

 以上、1回目の作文でした。