中国での生活

 毎週末、学校外のとある場所で日本語教室が開かれています。この街にある日系企業で働いている方が毎回講師を勤めており、学生だけではなく、日本語に興味のある社会人までも集まります。この活動は私がここに来る以前からも行われていたようで、日本語を専門としない人たちにとっては、数少ない日本人と対面で交流できる重要な機会となっているわけです。しかし、ここ最近、”とある問題”が発生したようで毎週の授業がなくなってしまったようなのです。

 今日、とある学生とそれについて話しました。
 「政治の問題で日本語教室が無くなってしまった。先生は知らなくてもいいです。」
 そんなことを言われたら余計に知りたくなるわけですが、政治と言われた以上、防衛線を張られたような気がしてしまいます。その学生に真相を聞くことはできませんでしたが、居合わせた他の先生に話を伺ったら、全てを話してくれました。

 日本語教室で講師を勤めている方は確かに日本人ですが、肩書きは会社員。教師ではないので問題があるということでした。また、この日本語教室はボランティア活動です。したがって金銭等のやり取りはありません。こういった”金銭が絡まない”活動は日本では当たり前のように存在しますが、一般的な中国人には理解しがたい行為のようで、金銭が絡まないという点にスパイ疑惑がかけられたようなのです。具体的な経緯は分かりませんが、そういった監視をしている当局に目を付けられては、スパイ活動でなくとも継続することは難しくなります。ですから最近日本語教室がなくなってしまったというわけです。悲しいことです。

 はっきり申し上げておきますが、この日本語教室はスパイ活動やそれに類似するような活動ではありません。純粋に日本語を学びたい人が集まって、お互い勉強している場です。

 そして今日、この日本語教室に大きな動きがありました。
 “私に講師をしてほしい”という話が舞い込んできたのです。

 スパイ活動でもなく、金銭のやり取りも全くないことを証明するために、講師は日本語教師である必要がある。これは最低条件のようです。ですから私が選ばれたのでしょう。「少し考えてください」と言われましたが、二つ返事で了承しました。さっそく明後日の日曜日から日本語教室を再開することになっています。私達は学生から求められたら無償で応えなければいけません。当たり前のことですから、いちいち言葉にする必要もないでしょう。

 
 さて・・・ 金銭が絡まないからスパイだというのは理解しがたい発想です。というかこれっぽっちも理解できません。学生たちも首をかしげていたのが印象に残っています。一方、さすがは百戦錬磨の先生でした。「理解するのではなく、中国の事情だと思って受け入れる。」そうアドバイスを貰いました。確かに、私達が茶々を入れたところでどうにもなりませんし、大体中国は”特別”ですからね。

中国での生活

 学生からお土産をもらいました! 先週実家に帰ったついでに買って来てくれたみたい、嬉しいですね。烧饼(shao1 bing3)といい、”小麦粉を練って丸型にして焼いたもの(表面にゴマをふってあることが多い)”です。煎餅とは違って醤油を塗って焼いたりしていないので、ゴマと小麦粉本来の味で美味しいです!

 ちなみにこれは河北省保定だけで作られる食べ物だと学生は言っていました。20枚で6元、とっても安いですね。しかし、学校に持ってくる最中に衝撃でいくらか割れてしまい、もっとも状態のいい5枚程度を厳選してくれたようです。気持ちだけでも嬉しいというのに・・・

中国での生活

運動会も終わり、学校は3日間の連休です。今日はその1日目。私は学生と遊びに行って来ました!行き先は廊坊国际会展中心、漫画とアニメの展示会「动漫展」です。

 こういったイベントには日本でも参加したことがありません。正直なところ私はアニメや漫画をあまり見ないので一切の興味が無かったのですが、学生と触れ合ううちに私もアニメ・漫画を見て、学生との話題づくりをしなければと思うようになりました。今日はその一環でもあり、また学生に誘われたのもあり見てきたというわけです。

 この会場があるあたりはいわゆる開発区で、廊坊の中心から非常に離れています。ですから建物はまばらで、比較的緑も多く静か。見えるものはもれなく工場か公共施設かでした。

 学校からバスで50分ほどで会場前のバス停へ到着。なんと驚きの2元(≒40円)、破格です。どこまで乗っても同じという料金形態は素晴らしいですね~

 会場内は活気に溢れています。いわゆるコスプレイヤーというのが死ぬほどいます。学生達はコスプレしてる人を捕まえては写真に連続で、とっても楽しんでいました。

 コスプレをたくさん見ていると、その完成度という点にどうしても注目してしまいます。しかし完成度がどうとか思う前に、肝心のそのアニメを知らないことには全く分かりませんね。やっぱりその点は学生の方がよく分かっていました。あの人と写真を撮りたい、あの人には見向きもしない、行動の差は顕著で、コスプレしてる人も大変なんだなあと思いました。

 この写真は千尋とカオナシですね!
 カオナシが千尋より小さいのもまたご愛嬌。

 アニメをたくさん見て学生の話についていけるようにしないとな~・・・