2年生前期会話

 第3回のテーマは「思い出の先生」。
 印象に残っている先生の思い出話をしてもらうというものです。

  9月 メモ読む
 10月 少しメモ見る
 11月 メモ見ない
 12月 即興

 今学期はこのような目標を掲げてます。
 まもなく10月ということもあり、今回から早速少しメモ見てもいいという段階に移ることにしました。

 印象に残っているのは「棒で叩く先生」が2人いたことです。
 始めに言っておきますが、何が教育で何が体罰か、どの程度まで許されるか等の話はここでは触れません。

 学生によると何かあるたびにお尻や足を棒で叩くようです。
 「犯罪じゃないの?」と聞くとそうではないと答えてました。
 日本ならこのご時世絶対大問題になりますが、中国ではこういうのがまだあるんですね。

 今回第3回目ですが、2年生会話の授業のボリュームにちょっと問題があるように思えてきました。

 前回は「クラスメートを褒めよう」というテーマ。
 前作業としてまず相手の良い所を箇条書きで10個考えさせてから、次にそれぞれの理由を考えさせます。フェーズが2つあったので、体感的にボリュームがありました。

 しかし今回は突然「思い出の先生考えて」というだけだったので、その前作業がない分そう感じたんだと思われます。
 次回からは前作業ができるようなテーマを探すことが必要になりますね。

 以上、次回は国慶節明けの10月12日です。

2年生前期会話

 2年生前期第2課は「クラスメートを褒めよう」というテーマ。

 以前も同じ授業がありましたので、参考にしてみてください。
 http://nihongonosensei.net/?p=3121

 まずは褒める相手を決めましょう。
 好きな2人組になります。奇数の場合は3人組でもいいですし、あるいは教師と学生が組んで帳尻合わせてもいいかもしれません。

 そのペア同士で今度はお互いに見つめ合ってもらいます。これは掴みの一つ。
 よく目を見て、目を離さずというが長い時間できるペアもいれば、ものの数秒で恥ずかしがってできなくなるペアもいます。男女でペアを組めばなおさらですね。

 ここでテーマの発表。
 向かい合った相手の良い所を10個挙げてもらいます。ここで十分に時間を取って考えてもらいます。

 10個箇条書きで書いてもらったところで、次にそれを発表形式に直します。
 このタイミングでもいいですが、1つ、2つ…9つの読み方を一通り確認しておきましょう。
 
 発表のテンプレートはこのようにしました。

 みなさん、こんにちは。
 私は〇〇の良い所を紹介します。聞いてください。
 1つ目は___です。昔これこれこういうことがあったからです。
 2つ目は…
 …
 以上です。ありがとうございました。

 書いた箇条書きの良い所を一つずつ発表していくのですが、ポイントはそれに対する根拠を述べるということです。あの時あんなことがあったので私はこう思うと言えばもっと信憑性が増しますし、発表時間も伸ばせます。

 このテーマは自分の良い所を話してくれるので、比較的聞いている人も耳を傾けてくれるテーマと言えるでしょう。
 テーマの性質上短所は一切言わないことになりますが、実は褒めるのには色んな方法があります。

 例えば
 「毎日ゲームをしているから、とても上手です。」
 「(女の子に対して)毎日たくさんご飯を食べるところがすごいと思います。」

 上手やすごいという言葉で終わっていますから一応褒めてはいますが、ゲームばかりしているのは通常褒められることではなく、また女の子がご飯をたくさん食べるのは恥ずかしさを感じることでもあります。つまり皮肉を使っているんですね。

 何も言わなくてもこのような表現はいくつか見られました。
 皮肉を使えるかどうかは初級を脱する一つの指標でもありますので、発表が終わった後に取り上げてもいいかもしれません。

 今回は以上です。

2年生前期会話

 2年生前期の会話第1回目です。

 2年生前期からは毎回2人ずつパワーポイントを使って発表を行うことにしました。個人差こそありますが、2年生からができるできないのちょうど中間くらいにあってちょうどいいタイミングな気がします。
 発表は3分以上を目安とし、テーマは「最近のニュース」としました。日本でも中国でも世界でも、とにかく最近のニュースなら何でもいいです。

 ➀ニュースの概要説明
 ➁自分の意見
 ➂質問タイム

 流れとしてはこの3つ。まずはニュースの概要、そしてそれに対する意見を自由に言います。
 プレゼン中も私の方から適宜質問を投げかけたりしますが、特に急がなければ最後にまとめて質問。
 慣れるまでは私が質問しますが、慣れてきたら学生の方から質問する形式に変更するつもりです。
 

 発表が終わったら、さっそく今日の本題。
 初回のテーマは「物を無くした経験」。

 実は以前も同じテーマで授業をしたことがあります。その時は2年生後期の授業だったのですが、これを今回は1学期早めに行うことにしました。レベル的に今はちょうどいいと思ったからです。
 その時の記事はこちら。
 http://nihongonosensei.net/?p=3061

 始めにこの授業での今学期の目標を明確にしておきます。
 最初は紙に書いた文をそのままそっくり読んで発表することになりますが、次のステップは要点だけ書いたメモを見ての発表… という具合に徐々にハードルを挙げていきます。

 9月 紙に書いたものをそのまま読んで発表
 10月 要点だけメモして発表
 11月 メモなし覚えて発表
 12月 即興

 今回はこのようにしました。後半はかなり厳しいとは思いますが、まあその時のレベルによって柔軟に対応します。

 本題。物を無くした経験ということで、初回ですからまずここは自由に書いてもらいます。目標は1分程度とし、準備の時間を十分与えます。大体準備ができたタイミングで、いきなりですが全員に発表してもらいます。当然ながら出来は不完全のはずですが、ここからが授業の本番となります。

 1分話すためには色んなことを話す必要があります。

 ・いつ?
 ・どこで?
 ・どんな状況?
 ・何を無くした?
 ・無くしたものについて
 ・気持ち
 ・その後の行動・結果

 一つずつ書き出して、これら7つの項目をちゃんと書いてるかどうかを確認させます。1回目の発表はほぼ必ずと言っていいほど簡潔過ぎるので数十秒で終わってしまう人もいます。そういう学生に、以上の内容を付け足すよう促します。

 「どんな状況?」というのは、いわゆる無くした時の周囲の様子や自分の状況を指します。物を無くしたのと直接関係はなくても、詩的に「あれは雨の日で、人がとても多かったです。」みたいなことを言ってもいいと思います。

 「無くしたものについて」は、その無くしたものにどのくらい思い入れがあるのか、どのような過去があるのかを語ります。具体的には「アルバイトしたお金で自分が買った大切なもの」「友達からプレゼントされたもの」などなど。無くしたものとして発表するからには、それがどれだけ大切だったかを言うのもまた大切です。

 またその時の気持ちも言いましょう。
 「悲しい」「残念」「いらいらする」など一つの形容詞を使うだけでも十分です。上達の度合いを見て「死ぬほど悲しい」のような程度を高める表現を使わせたり、「悲しくて赤ちゃんみたいに泣きました」と比喩を使わせてもいいかもしれません。

 そして無くした後の行動・結果。
 「新しいのを買いました」「諦めました」「警察に電話しました」「探したけど見つかりませんでした」など何でもいいです。

 ついでに発表する時の挨拶も指導しておくといいです。
 始める時は「みなさん、こんにちは」、終わる時は「以上です。ありがとうございました。」
 このような発表の方法は少なくとも1学期通して一貫性を持たせておきます。授業運営には重要なことです。

 これを踏まえてまた考えてもらいましょう。ここでも十分時間を与え、準備ができたら本日2回目の発表。ここでは7つのポイントを踏まえて発表してくれますので、内容面では問題ないように仕上がっているはずです。
 そして授業終わり。

 1年生時よりは格段にレベルがあがったんですが、これもまあ徐々に慣れていくことでしょう。
 以上、1回目の授業でした。