1年生後期会話

 1年生後期の本格的な授業が始まりました。よく使う文法を確実に導入するため、今学期も毎回頑張っていきます! 今日は「経験」の文法、「~したことがあります」を勉強しました。よく使うので、確実に定着させて会話に生かしたいところです。

 まずは、タ形(過去形)を導入しました。基本形から過去形への変換ができなければ、~たことがありますに接続できないためです。これは既に先学期勉強しているはずですが、分からない、既に忘れたという体で一から導入し直しました。タ形ができたら、~したことがありますを作ってみます。この時、「~したことがありますか?」という問いに対して、Yesなら「あります。」 Noなら「ありません。」という基本的な受け答えも1回やっておきましょう。

 富士山に登ったことがありますか?
 これは教科書に書いていた例文ですが、ここから発展して、山東省の有名な山「泰山」に登ったことがありますか?とみんなに聞いて回りました。 有名なだけに、数人くらいは行った事があるかなあと予想してたんですが、15人なんとみんなが行った事も、登ったこともないという状況でしたね。

 続いて、海南省出身の学生が2名いたので、彼らに雪を見た事があるかと聞いてみたり、飛行機に乗ったことがあるか聞いてみたりと、学生の経験について一人ずつ聞いていきます。ここまでやると、受け答えについても自然に分かってくれました。

 続いて用意したのは、日本のお金です。
 「日本のお金を見たことがありますか?」
 日本のお金を1年生に見せるのは初めてでしたので、かなり興味津々の様子。それぞれ写真を撮ってましたね。

 導入は以上です。
 ここからは今日の本題で、一人ひとり例文を考えてもらいます。今回のテーマは「私の特別な経験!」。私しかしたことがないであろう経験を一人ひとり考えて発表してもらいます。例で私が「子供の時にUFOを見た事があります」と言ってみました。ここでも食い付きがありましたね。3分くらい考えてもらい、その後自分の特別な経験を、”~したことがあります”を使って表現してもらいました。

 ・山で野兎を捕まえてペットにしたことがあります。
 ・友達と一緒に川に落ちた事があります。
 ・飼っているハムスターが、自分の子供を食べるところを見た事があります。
 ・山で蛇を見た事があります。
 などなど…

 UFOの話をしたことで、自分しか経験したことがないことを発表するんだということを強く意識させられたので、実際発表してくれた内容も特別なものが多かったです。例文を作ってくれたら、その話題をいつも通り他の人にも振っていきます。これで2時間、いっちょあがりです!

1年生後期会話

 今日は一年生に比較の文法を教えました。

 ①BよりAのほうが~です。
 ②AはBより~です。
 ③AとB、どっちが~ですか?
 ④一番~なのはどれ?だれ?

 比較関係の文法はざっと挙げるだけでもこれだけあります。1つの授業で全部やると説明づくしになってしまってダメなので、最も重要かつ私がよく使う「①BよりAのほうが~です。」を中心に教えることにしました。②AはBより~です。も使うことは使うんですが、①のほうがより口語チックで主観的な感じがしませんか? 完全に私の感覚的なものなんですが…。

 用意したものは携帯のみ。
 私が中国で使っている小米と、日本から持ってきたsonyのXperia。

 まずは私のいつも使っている小米の携帯を見せます。その後もう一つのsonyの携帯を取り出してこちらも紹介。続いて「iPhoneありますか?」と学生に聞き、もしあればその携帯をちょっと借りちゃいましょう。様々なブランドがあるかと思いますが、3~4種類くらいの携帯が揃ったら十分です。

 ブランド名と価格、性能、デザインを黒板に書いて表を作ります。価格、性能は漢字を見れば1年生でも分かります。デザインはdesignと書いたらすぐ分かってくれました。そしたら「iPhoneの価格はどうですか?」と聞きます。高いと言えば、高いを書きましょう。次は「sonyの価格はどうですか?」という具合に、一つひとつ聞いて書き入れていきます。

 ここまで来たらいよいよ文法の出番。
 「価格はsonyよりiPhoneの方が高い」
 「性能は小米よりsonyの方が良い」
 …
 このように1回書いてみると分かりやすいですね。比較に関して言えば日本語と中国語は非常に類似しているので簡単に導入できます。

 これが終わったら次は学生に手伝ってもらいましょう!
 2人適当に選んで教壇まで呼びます。教壇に立つ2人を見て私が「AさんよりBさんのほうが背が高い」という具合に例文を作ります。学生の様子を十分に考慮した上で身長、体重、年齢などの特徴を比較してもいいですし、スポーツが上手とかよく食べるとか、その他の特徴を取り上げてもいいですね。これを2~3回、それぞれ別の人を呼んで繰り返します。2回目以降は学生に考えてもらいましょう。最後は学生一人と私自身を比較してもらいました。
 ・AよりBの方が目が良い
 ・年齢が上
 ・面白い
 ・髪が長い
 ここでは実際にこのような比較をしてくれましたね。

 これで導入はバッチリです。
 あとは学生一人ひとりに自由に例文を考えてもらいましょう。作ってもらった例文でいつも通り会話を広げていく。これで100分いっちょあがり!

1年生後期会話

 1年生今日はできる、できないの授業でした。
 これが分かると会話が広がるので早めに導入しておきたいと思っていました。わざわざ授業をするほど難しくないのでスルーしようかとも考えたんですが、結構良い案が浮かびましたので急遽やることに。多少の物と技術が必要なんですが、ありさえすれば面白くできそうです。

 実際に私が用意したものは以下。
 ・ルービックキューブ
 ・日本の運転免許証
 ・ペン

 まず、ルービックキューブを取り出してみんなに見せます。完成したものでは意味がないので必ず崩してあるものを見せます。これは何?と聞いて名前をざっと確認しておきましょう。片仮名でしかも長いので難しめなので、黒板に書いておくだけで結構です。覚えさせる必要は一切ありません。

 学生に向けて「これ、どうですか?」と言います。これは「できますか?」という意味で聞いているんですが、ここで「できますか?」と言っては早過ぎます。今日勉強する内容は初めに教えずに導入していきましょう。そしたら一人ひとり聞いて回ってできる人を探します。もし6面できる人がいるならその人に渡して完成させてもらいましょう! 1面だけできるよって人を探してもいいです。もしできるという人が誰もいなければ、教師自身がやってみせます。

 今日のクラスでは1面ならできるよという人が1人いましたので、やってもらいました。
 1面だけ完成したルービックキューブを受け取ってみんなに見せます。するとそこそこ歓声が起こりますから、このタイミングで黒板に一文。
 「〇〇はルービックキューブができます。」
 もし教師自身ができなくても、学生の中に誰かできる人、1面でもできる人がいれば可能です。教師ができないなら、「先生はルービックキューブができません。」と否定形も確認できます。

 これ以外の方法では、運転免許証。あえて何も教えずに学生に回して見せます。これは何?と聞くと、車という単語が出てくると思いますから、こうなったらおk。
 「先生は車を運転することができます。」

 ペンならペン回しでもいいでしょう。ギターが出来ればギターでもいいんですが、教室に持っていくにはやや不便ですね…。他にもすぐ考え付くものとしては、折り鶴、指パッチン、手品等々…。手品は私全くできませんが、もしできたら超盛り上がるでしょうね! なんか冬休み練習しようかな。
 そしたら接続も確認しておきましょう。

 名詞+ができます。/できません。
 動詞辞書形+ことができます。/できません。

 ※なお、1年生ですので可能の「れる」「られる」は今回扱わないことにします。

 ここまで来たら最後、みんなの特技や苦手なことを教えてもらいましょう
 「~ができます。」で例文1つ。「~ができません」で1つ。

 一人ずつ言った内容を膨らましていけば100分は余裕で持ちますね!
 この授業は教師自身の特技が多ければ多いほど盛り上がりそう? まさかルービックキューブがこんなところで役に立つとはね。