1年生前期会話

 今回は記念すべき10回目の授業、授受動詞の基本を勉強します。

 第10課 単語.pdf
 第10課 内容.pdf

 授受動詞は「あげる」「もらう」「くれる」の3種類ありますが、それぞれ尊敬表現もあり、格下に対する「やる」もあります。

 これらを同時に覚えようとすると主語と二格が混乱しやすく、さらに両者の上下関係によって変化することにも注意しなければいけません。

 ですから今回はこのうち「あげる」と「もらう」だけに着目し、導入します。
 それ以外のものには原則触れません。

 授業の前にチョコレートを20個30個くらい用意しておきました。
 授受動詞の授業ですから、実際にお菓子を上げるのがいいと思います。

 まずは復習です。
 前回は「【目的語】を~ます」の形を勉強しました。
 ちょうど独身の日が過ぎたこともあり、「11月11日に何を買いましたか?」と聞いてみました。
 一人ひとりの答えに対して「いくらですか?」と聞いていきます。

 続いて、文法➀「~にあげます。」です。

 私はあなたに100元をあげます。
 

 主語から二格へ物が移動します。
 もっとも分かりやすい用法ではありますが、原則として内から外、あるいは外から外への移動しか表現できません。
 (一人称、二人称、三人称によって区別される。)

 ここで学生一人を教壇に呼びます。
 「あなたはお腹がすいていますか?」と聞きます。
 「すいている」と答えれば、チョコをあげましょう。
 そこで学生に「あげます」の文を作らせます。

 先生は〇〇くんにチョコをあげます。

 学生が2人のパターンもやりましょう。
 ここでしつこく3回くらいは練習することをおすすめします。

 続いて、文法➁「~にもらいます/~からもらいます。」です。
 
 彼氏にプレゼントをもらいます。
 

 主語は二格から物をもらいます。
 「あげる」と文の構造が反対になっているため、この点に注意してもらう必要があります。

 もう一度学生を教壇に呼びましょう。
 再び先生から学生へチョコを手渡す動作をします。
 既に勉強した「先生は学生にチョコをあげます」は言えますが、これを「もらう」を使って言い返させます。

 「〇〇くんは先生にチョコをもらいます。
 ちょうど反対になっているので、黒板に対称的に書くと分かりやすいと思います。
 ここも何度も練習しましょう。
 特に「あげる」と「もらう」の言い換えはしつこくです。

 ついでですが、「あげる」は「貸します」「教えます」に、「もらう」は「借ります」「習います」に置き換えることができます。
 

 貸しますと借りますだけ練習しましょう。
 ペンが見つからない、ないふりをします。
 「ペンを貸してください」
 学生は私にペンを手渡します。
 「先生は〇〇さんに(から)ペンを借ります。

 すぐ対になる文も言わせましょう。
 「〇〇さんは先生にペンを貸します。

 これも念入りに練習しましょう。
 学生2人を指名して立たせます。
 一方に「”あげます”で例文を作ってください。」と言います。
 そしてもう一方がそれに対応した対の文を言います。

 例えばこのような感じです。
 片方が「私は先生にチョコをあげます。」と言えば、もう片方は「先生は彼女にチョコをもらいます。」という具合にです。

 「あげます」「もらいます」「貸します」「借ります」「教えます」「習います」の6種類ありますので、適宜作らせる例文を変えながらやっていきましょう。

 
 最後「あなたはどんな誕生日プレゼントをもらいましたか?」と聞いてみました。
 これも一人ひとり、「誰から?」「いつ?」など聞いていきましょう。
 発話させる機会を増やすためにもいいと思います。

 以上、授受動詞第1回目でした。

1年生前期会話

 第9課のpdfです。
第九課 単語.pdf
第九課 内容.pdf

 今回は動詞を中心に勉強します。
 【目的語】+を+【動詞】
 この形をよく使います。

 まず忘れないうちに復習。
 単語を復唱したあとは文法➀「~を~ます」です。

 ここでは
 ・私はビールを飲みます。
 ・あなたはタバコを吸いますか?
 と2つの例文を用意しました。

 ビールを飲みますか? タバコを吸いますか?
 一人ひとりに聞いていきましょう。 必ず盛り上がる質問です。

 「食べます」で例文を作ってください。
 「飲みます」で例文を作ってください。
 …
 今日勉強する全ての動詞で例文を作ってもらいましょう。
 「を」を忘れることがありますが、必ず訂正して言わせます。

 次は文法➁「~で」です。
 前回は手段の「で」を勉強しましたが、今回は場所の「で」を学びます。

 ・夜勉強しますか? ⇒ どこで勉強しますか?
 ・他の先生はどこで授業をしますか?

 いろんな質問がありますからテンポよく投げかけていきましょう。

 最後、文法➂「~ましょう」「~ませんか?」
 連用形からそれぞれの形に変化させられるようによく練習します。
 

 今回はせっかく動詞を学びましたので、再び私の一日を紹介してもらうことにしました。
 週末でもいいですし、昨日でもいいです。とにかく特定の一日をちゃんと指定しましょう。
 以前も同じようなことをやりましたが、今回はより具体的にです。

 ・何時にどこで何をします。
 ・誰と一緒にどこへ行きます。
 ・何時から何時まで何をします。

 朝起きてから寝るまでの動作を事細かく発表してもらいましょう。

 準備に10分くらいかかり、発表は20分で終わりました。
 授業のボリュームは完璧ですし、予定通り発話を上手に引き出せたと思います。

 しいていえば文法➂「~ましょう」「~ませんか?」を活かすことができませんでした。
 この部分だけ別の課に移動させて、何かアクティビティができればいいんですけど…。

1年生前期会話

 第八課のpdfです。
 第八課 単語.pdf
 第八課 内容.pdf

 今回の授業は特別なことは一切しなかったんですけど、手ごたえ抜群でした。
 「告白の日本語」を組み込んだおかげでうまく言ったような感じがします。

 というわけで、流れをご紹介します。

 まずはおまじないみたいなものです。伏線を張っておきます。
 「天気がいいですね。秋ですね。」と言って、春夏秋冬の読み方を確認しておきます。

 まずは前回の復習。
 そして今回の内容、第八課の単語を3回ずつ読みます。

 1月~12月までの練習。丁寧に一つずつ復唱させましょう。
 終わったら、春は何月から何月までですか? と全ての季節を聞いていきます。

 続いて日付です。日付は1~10日、14日、20日、24日だけやりました。
 これが終わったら、一人ひとりに「誕生日はいつですか?」と聞いていきましょう。
 ここでは陰暦ではなく、陽暦を使うように注意します。

 そしたら文法。
 今回の文法は3つ。まず一つ目の「~に行きます。」です。特に格助詞の「に」についての勉強です。
 昨日はちょうど日曜日でしたので、「昨日はどこに行きましたか?」と一人ひとり聞いていきました。
 どこにも行かなかったために口ごもる人がいたら「どこ(に)も行きませんでした。」を教えましょう。

 また、例文には「自殺すると地獄に行きますか?」というものを用意しました。
 毎回ちょっと普通ではない例文を用意して、学生の興味を引くように心がけています。
 「地獄に行きますか?」「行きません。」「じゃあどこに行きますか?」のような会話もできます。

 続いて、文法➁の「~で行きます。」です。
 格助詞「で」について勉強します。この場合は手段、方法、道具の「で」です。
 ここでも一人ひとりに「あなたは何で家に帰りますか?(どうやって家に帰りますか?)」と聞いていきます。

 「インド人は手で食べる。」という例文も用意しました。
 手で食べない方もいることは承知していますが、ここではあえてイメージしやすい例文を用意してます。
 この流れから「中国人は何で食べますか?」「日本人は何で食べますか?」と聞けます。

 最後の文法➂は「~と行きます。」
 格助詞「と」について勉強します。動作の相手、対象、同伴の意味ですね。
 ここで用意した例文は2つ。

 ➀私と付き合ってください。
 ➁私と別れましょう。(私たち、別れましょう。)

 いずれも「と」がありますので、ここで用いる例文の中ではトップレベルで興味を引けるものだと思われます。

 一般的な告白と、その答え方についても教えましょう。

 「私と付き合ってください。」
 Yes ⇒ はい、お願いします。
 No ⇒ (いいえ)ごめんなさい。

 「私と別れましょう。」
 Yes ⇒ はい/そうですね。
 No ⇒ 嫌です。

 ここではちょっとした寸劇(?)をしました。
 教壇に2人呼んで、片方に告白を、もう片方に回答をさせます。
 告白は3組、別れ話は2組やってもらいました。

 男から女の子へ告白させるとすごく盛り上がりますし、逆に女の子から別れ話をさせるのも良かったです。
 空気次第ですが、乗り気でない人はできるだけ指名せず、活発な子を選ぶようにするのがコツですね。

 最後、私から男子学生へ告白することになりました。
 男子学生が宜しくお願いしますと言ったので、「あなたはゲイですか?」と聞いたところ大爆笑でしたね。

 ここまで来て10分ほど時間があまりましたので、最後復習がてら「今週末はどこに行きますか?」と聞いていき終わりました。

 ボリューム面は問題ありませんし、内容も悪くなかったと思います。
 久しぶりに良い仕事したなあと思える授業でした!
 以上、第八回目の授業でした。