1年生前期会話

 前回と同じく、独自で単語表と内容を作って配りました。
 一応pdfで置いておきます。

 第六課 内容.pdf
 第六課 単語.pdf

 今回の主な内容としては、「~はどこですか?」と「~はいくらですか?」です。
 それに付随して、場所の名前や数字の言い方をたくさん練習します。

 まずは前回の内容の復習からです。

 ・あなたの名前は何ですか?
 ・あなたは何歳ですか?
 ・あなたの専門は何ですか?
 ・あなたの趣味は何ですか? 等々…

 回答には必ず「私の〇〇は~です。」と完全な形で言わせます。
 単に「〇〇です。」と省略することもできますが、最初のうちは言うことがとても重要です。

 復習が終わったら今回の単語を3回ずつ一緒に練習。教師から大きな声で煽ります。
 単語の中には場所の名前を多く用意しました。これは後で使うためです。

 次に文法の「➀~はどこですか?」に触れます。
 一つずつ丁寧に復唱させます。

 ・あなたの携帯はどこですか? ⇒ 私の携帯はここです。
 わざと誰かの携帯を遠くにおいて、
 ・彼女の携帯はどこですか? ⇒ 彼女(私)の携帯はそこです。/あそこです。
 ・故郷はどこですか? ⇒ 私の故郷は〇〇です。

 次に、学生に世界地図と日本地図を書いてもらいます。黒板に大きめにです。
 単語表の中には多くの地名が書かれてますので、一人ひとり指名して「アメリカはどこですか?」「京都はどこですか?」「イギリスはどこですか?」という具合に聞いていきましょう。
 その都度チョークを渡して書いてもらいます。

 一通り終わりましたら、ここでも復唱させます。
 場所一つずつ「ここはアメリカです。」「ここは京都です。」と3回。しつこく繰り返します。

 ここまで来ましたら、簡単なマジックの出番です。

 あらかじめ加工した3つのコップとコインを用意します。詳しくは上の動画を参照してください。
 中にコインを隠してコップを移動させた後に「コインはどこですか?」と聞くのを数回やりますが、その最後にこのマジックをやりました。

 私は1回目成功しましたが、アンコールで2回目やったらばれました。
 角度によっては見破られますし、教室という距離感だと見にくいかもしれません。
 ばれて失敗したなあと思ったんですが、かえって盛り上がりましたのでよかったかもしれません。

 次に文法「➁~はいくらですか?」ですが、その前に数字の勉強をしなければいけません。
 第四課で0~100までは教えましたので、ここから一気に10000まで教えましょう。

 100 ひゃく
 200 にひゃく
 300 さんびゃく
 400 よんひゃく
 ・
 ・
 8000 はっせん
 9000 きゅうせん
 10000 いちまん

 特に注意しなければならないのは300、600、800、3000、8000ですので、視覚的にも理解しやすくするため赤いチョークかなんかでちゃんと囲っておきます。
 このタイミングで日本のお金を紹介してもいいかもしれません。

 あとは、簡単な計算式を書いて答えてもらったり。

 40+12=
 2×16=
 777+333=
 63×67=
 2の4乗=
 √6×√24=

 これらもよく復唱させます。
 その後は質問タイム。
 ・あなたの携帯はどこですか? ⇒ あなたの携帯はいくらですか?
 ・あなたのペンはどこですか? ⇒ あなたのペンはいくらですか?
 ・あなたの靴はいくらですか?
 ・(日本円あるいは中国元を渡して)これはいくらですか?
 ・あなたはいくらですか?

 最後は適当だと思う学生に問いかけてください。
 万までしか言う手段を持っていませんので、答えるのであれば1万元程度。
 単語表には「分かりません」がありますので、答えられなければそう答えることもできます。

 
 時間が余りましたので、数字の読み方をもう一度復習することにしました。
 100~10000を一人ずつ、そして私がランダムに書いた数字を読んでもらったりします。

 これで第六課は終わり。十分な手ごたえでした。

1年生前期会話

 「しんにほんのごのきそ➀」「みんなの日本語➀」と「新编日语➀」を参考にして一年生の教案を考えてました。
 最も参考にしたみんにち➀は第25課までありますが、今学期残る授業は10回ちょっとしかないので数が合わず、やむなくぐっと圧縮する形としました。

 不要だと思った単語は削って、必要だと思ったのは採用。
 そうやって自己流でまとめてみたのをpdfで置いておきます。
 ⇒第五課 単語.pdf

 今回は回数としては第5課ですが、事実上の第1課です。
 実際第1~4課では五十音、濁音、半濁音、拗音、長音、促音、数字、名前の導入をしました。
 第5課を行うに最低限必要なものです。

 第5課の内容もpdfで置いておきます。
 ⇒第五課 内容.pdf

 今回から新しい試み。上2つのpdfを印刷してプリントを配りました。
 この方法をとるからには少なくとも今学期はこの方法でやり遂げるつもりです。

 第5課の流れはこんな感じ。

 まず配ったプリントの単語を一つひとつ読んでいき、学生に一緒に発音してもらいます。
 1つにつき3回、ゆっくり。難しいと思えば都度回数を増やします。
 「よろしくおねがいします」のように長い言葉は、適切な場所で区切って発音します。

 次は配ったプリントの裏、文法です。
 初回は5つの文法を勉強しました。

 ➀~は~です。
 ➁~は~ではありません。
 ➂名詞+の+名詞
 ➃~は~ですか?
 ➄~は何ですか?

 これもまた一文につき3回。学生にも嫌ってくらい一緒に読んでもらいましょう。
 ➄まで終わったらいよいよ本番です。

 「あなたの名前は何ですか?」
 しつこく一人ひとり聞いていきます。国慶節をはさんだので忘れている人も多かったんですが、思い出させて「わたしの名前は〇〇です。」と言ってもらいましょう。

 ここで50分経過。
 休憩明けは携帯を使ったネタです。とあるサイトのを参考にさせてもらいました。

 このような袋を用意しました。この中にはあらかじめ私の携帯を忍ばせておきます。
 この袋に学生全員の携帯を入れてもらって、あとでランダムに取り出し「これは誰の携帯ですか?」と聞きます。
 学生は「私の携帯です。」と言いますので、ここでも再び「あなたの名前は何ですか?」と聞きました。
 「〇〇さんの携帯ですね。ありがとうございました」と言い、返します。

 私の携帯が忍ばせてあるのは学生達は知りませんので、私の携帯を取り出したときには誰のものか分からなくなります。数秒誰も手を挙げなかったので、誰かが「先生の携帯ですか?」と言ってくれました。こうなれば成功。

 他人の携帯を預かりますので、できるだけ綺麗めな袋を用意するのをおすすめします。

 「あなたは何歳ですか?」
 これも一人ひとり聞いていきます。
 19歳を90歳と間違うこともありますが根気よく。

 続いて、みんなの故郷を聞きます。
 一つずつ黒板に書いていって、その故郷の日本語の発音を教えましょう。
 「私の故郷は〇〇です。」と言って何度も練習させましょう。

 ここまで来ると名前、年齢、故郷が言えるようになってます。

 最後に簡単な自己紹介をしてもらいました。
 名前、年齢、故郷、専門、趣味⇒よろしくお願いします。⇒拍手
 以上のような流れで話してもらいます。

 趣味は唯一の自由項目。初めての発表ということもあり5分以上ゆっくり考える時間を与えます。
 結果、一人ずつ発表してもらいちょうど100分経過。ボリュームも内容も完璧でした。

 
 ポイントはしつこく復唱させること。
 自分で話すと音を覚えやすいので、知らなくても聞いたことがあるという状況になりやすくなります。
 また会話するときにはこの復唱がものを言うので、将来を見据えての基礎固めです。

 次回も同じように単語表、文法一覧を作って復唱復唱でやっていこうと思います。
 以上です。

1年生前期会話

 一年生4回目の授業です。
 しつこいようですがまずは復習から。

 いつも通り五十音、濁音、拗音を一列ずつ書かせて発音練習です。
 続いて前回の内容、数字の復習。

 5人ずつ教壇まで来てもらい、私が数字を言いますのでそれを書かせます。これを計3グループやりました。
 聞き取れても平仮名で書けない人が多いですが、聞いて分かればとりあえずいいとします。

 ここで電話番号を使った復習です。
 まず私が自分の携帯番号を言います。携帯番号だと教えずに数字を言うのがポイントです。
 最初の数字と桁数から推測して携帯ではないかと声があがりますので、誰かに電話をかけてもらいましょう。

 次に、学生に携帯番号を聞きます。
 一つずつ数字を言ってもらい、私の方から電話をかけます。これを3人やりました。

 そして今回の内容、促音と長音です。
 今回も4年生に通訳として手伝ってもらいました。

 長音はとにかく伸ばすこと。促音は一瞬息を止めることに注意して発音させます。
 
 練習した単語は4つ。
 おかあさん、せんせい、ねっしん、にっき

 少し練習する時間を与えて、一人ひとり4つの単語を発音させました。
 半数くらいは促音に問題がありましたが、最初からできるわけではないのでしつこく発音訂正しないことにします。

 続いて、早口言葉を勉強します。
 「東京特許許可局許可長

 この単語には長音、促音、拗音が含まれていて、全て同時に練習するにはうってつけの早口言葉です。
 できないという先入観を与えないために、とりあえず「日本人でも難しい」「私もできない」と言っておくのは重要です。そのためにわざとでも本当でもいいので、噛んだ自分を見せておきましょう。

 「早く言う必要はない」のもポイントです。
 今回は長音、促音の練習に重きを置いてますので、ゆっくりでもいいから正しく発音することを目標とします。これで敷居がぐっと下がりますので大丈夫です。

 これもまた一人ひとり発音してもらいました。

 最後、この早口言葉を3回言うのを宿題とし、4回目の授業は終わりです。
 次回は国慶節を挟みますので、五十音図なんか忘れているかもしれません。まずはその確認からですね。

 以上、4回目の1年生前期の会話でした。