1年生前期会話

 一年生前期第2回の授業です。

 授業の前に一つ準備が必要です。
 学生一人ひとりの微信に名前の日本語読みを教えておきます。
 読む必要はなく、字でです。

 「あ」から「ん」まで36回ずつ書いた大量の紙を回収します。
 学生にはちゃんと後でちゃんと確認するから一字一句綺麗に書いてねって言ったんですが、小学生ではないのでいちいち中身は見ません。出してくれたら信用します。
 特に成績に影響するわけでもないので、出さなくてもいいですが。

 もう一つは「あ」から「ん」までの発音の宿題。
 これも誰が送ってないかとかいちいち確認してませんが、送ってくれたらちゃんと訂正してあげます。
 今年も、真面目にやらない人は割と簡単に見捨てていくスタンスを取ろうと思います。

 そして授業開始。

 まずは前回の復習。五十音図を1行ずつ学生に書かせます。
 前回と同様、字が汚いなどの理由をつけて何度も書かせます。
 書き終わったら発音の復習ですね。

 それが終わったら、次は濁音です。
 濁音も学生に書いてもらいます。
 1文字を3回ずつ発音練習して、続いて1行を3回ずつ根気よく。
 いつも通り3分くらい練習時間を与えたら、一人ずつ発音していってもらいます。

 次は拗音。
 これも同様に学生に書かせて、1文字ずつ、1行ずつ発音練習し、練習時間を与えて一人ずつ発表です。
 やっている流れは同じですから、学生としても流れが自然と理解できて良いと思われます。

 次は名前を教えます。
 学生一人ひとりの名前は授業前に微信に送っておきましたので、授業中は実際の発音を教えます。

 ここまで来たら簡単な自己紹介ができます。
 直接学生に「自己紹介の時なんて言えばいいですか?」って聞いてみたら、案外答えられました。
 「はじめまして、こんにちは。わたしは◯◯です。よろしくおねがいします。」

 全てのセンテンスをゆっくり復唱して練習していきます。
 はじめまして/こんにちは/わたしは/です/よろしく/おねがいします
 あとは◯◯の部分に自分の名前を入れるだけです。
 練習時間を与えて、これも一人ずつ話させます。

 
 今回の宿題は3つ。
 まずは今日学んだ簡単な自己紹介を言って、その後濁音・拗音を全部正しい発音で読み上げることです。
 これは微信で送ってもらいますが、条件をつけました。
 この一連の読み上げは1回も途切れることなく、30秒以内におさめること。
 30秒を越えた音声は無視します。
 私が試したら15秒くらいでしたので、2倍の30秒ならなんとかなる域だと思います。

 今回は以上。次回は長音と促音かなあ。

1年生前期会話

 教案には既に一年生前期の授業一覧があるのですが、今年も少し工夫を加えて新しいことに挑戦してみようと思います。
 数年後になるかもしれませんが、いずれ全部の内容を一つにまとめて確立させるつもりです。
 なので今学期も順を追って1年生の授業を紹介していきます。

 まず授業前にいろいろ用意しておくものがあります。
 1つは五十音図の書き方の参考です。ちょうど上のようなものを人数分印刷しました。
 普段使用する教科書にも書いているのですが小さいです。書き方から学ぶには多少大きく見やすいほうがいいでしょう。

 もう一つは五十音の書き方を練習するのに使う紙です。
 マス目のついたものを選びました。これらは授業中に使います。

 授業開始。
 まずは簡単に自己紹介。名前と年齢と経歴と、2分もあれば終わります。
 多くの秘密を残しておくくらいがちょうどいいんですよね。

 その後は、他の先生の授業で既に習っているであろう五十音図を学生自身に黒板に書かせます。
 1人ずつ1行を担当します。あかさたなはまやらわで10人ですね。
 字が汚い、順番がバラバラなど何かといちゃもんつけて、3回くらい書かせました。

 正しく綺麗にかけましたら、次は1文字ずつ発音の練習。
 私が「あ」と言った後に学生も「あ」と言い、これを3回繰り返します。これを「ん」まで根気よく。
 次に1行ずつの発音練習。「あいうえお」「かきくけこ」…を再び3回ずつです。

 3分くらい個人練習の時間を与えて、一人ずつ発音を聞いていきます。
 もしダメなら発音のポイントを教えて注意をします。ここでは深く注意するのではなく、あくまでも軽く。

 
 発音練習はここまで。

 次に用意した大量の紙を全員に配ります。初回は発音もそうですが、まずは書いて読めるようになることも目標の一つです。
 その紙には「あ」から「ん」までをそれぞれ36回ずつ書きます。紙は私の自費でした…。
 「あ」と1回書いたら、口で「あ」と発音してみようと促して、授業の終わりまでそれをひたすらさせます。
 これは次回までの宿題にします。

 授業の終わり5分前に学生の手を止めさせました。
 私の微信の連絡先を教えて、学生全員に登録させます。そしてもう一つの宿題。
 「あ」から「ん」までを読んで、音声を私に送ること。1つでも正しく読めなければ全部やり直し。

 そして授業終わりです。
 過去3回の1年生初回の授業に比べたらかなり厳しめ。
 特に交流という交流もありませんが、このくらいのほうが気が楽と言えます。

 先学期から考えているのは、私が行う授業から学生が主体的に行える授業にしたいと思うようになりました。
 今学期もその方針を忘れずに教案考えたいと思います。

1年生前期会話

 1年生前期、最後の会話の授業となりました。
 今回の内容は「欲しい」と「~したい」です。

 第15課 単語.pdf
 第15課 内容.pdf

 話を聞いたところ既に別の先生による基礎日本語の授業で触れられていました。
 だからと言ってやらないわけにはいきません。
 頻繁に使う文型ですし、これが使えると会話の幅がぐっと広がります。

 いつもはクラスを2つに分けて週2回授業をしているのですが、今回は最後ということで全員呼びました。
 一年生が全員集まったのを見るのは実に3ヶ月ぶりくらいだと思います。

 大きく分けて4つの文法を学びました。
 ➀~が欲しいです。
 ➁~を欲しがっています。
 ➂~たいです。
 ➃~たがっています。

 特に注意しなければいけないのは「欲しがっています」「したがっています」です。
 これらは三人称視点で使う文型であるため、やや複雑さを増しています。
 しかしながら「~したいと言っていました」等と言えば「したい」も使うことができます。

 真面目に教えようと思えばこんなにも難しいですから、この辺りの説明は中国人の先生にお任せするとして、ここではただ「他人の希望や願望を述べる時は少し変化しますよ」と簡単に触れるだけにしました。

 つまりこの授業で多くの時間を割いたのは「欲しい」と「~たい」です。

 30人もいましたので、一人ひとりの発話は減ります。濃い目の内容はできません。
 ですから質問を絞って投げかけていきます。主な質問はこれら。

 ・彼氏は欲しいですか?
 ・お土産は何が欲しいですか?
 ・冬休み、何をしたいですか?
 ・将来、何になりたいですか?

 日本の新年が近いこともあり、新年のお年玉の話もしました。
 「お年玉今年いくらもらった?」みたいな話もしましたが、これは今回の授業とは直接関係ない雑談です。

 1時間30分程度で終わりました。
 その後は2日後に控えた試験についてのお話です。全員集めた理由はこれでした。

 以上、最後の授業でした。
 また来学期も授業内容をまとめていくつもりですので宜しくお願いします。