1年生前期会話

 今週の一年生の宿題は、今週学んだ文型を使った自己紹介です。
 30秒以内に名前、年齢、出身、専攻、趣味を言って、そのうち趣味は自由にしました。
 テンプレは以下。

先生、こんにちは。
私の名前は〇〇です。〇〇歳です。
〇〇出身です。専攻は日本語です。
私の趣味は〇〇です。
よろしくお願いします。

 続々と宿題提出してきていますが、その中のある2人の学生の音声を紹介します。

先生、こんにちは。
私の名前は肖逸欣(しょういつきん)です。
私は19歳です。
私は张家口(ちょうかこう)出身です。
私の専攻は日本語です。
私の趣味は旅行です。
よろしくお願いします。

 学生Aは1回目、「専攻」と「旅行」が正しく発音できていませんでした。やっぱり長音の問題です。
 しかし自分の名前や年齢、出身の長音を正しく言えているところを見れば、彼女は日頃から長音を意識してることが伺えます。
 2回目には正しく発音できて直っていますね。

先生、こんにちは。
私の名前は李朝阳(りちょうよう)です。
私は18歳です。
私は日本語科の一年の学生です。
私は邯郸(かんたん)出身です。
私の趣味はゲームです。
よろしくお願いします。

 学生Bは1回目自分の名前を正しく言えず、「りちょうよう」というべきところを「りちょう」と言っていました。
 わずかですが「よう」が聞こえるだけです。
 経験上中国の学生は単語の途中に存在する長音は比較的問題なく発音できるのですが、単語の後ろに長音がある場合はそれを忘れがちです。この学生はその典型的な例と言えます。
 しかし2度目はちゃんと言えるようになりました。

 
 今の1年生はクラス1、クラス2共にまずまずの出だしです。
 まだ初級の初級ですから躓きようがないですからね。
 そもそも日本語を学びたくないという姿勢の学生も見られません。この調子でいきましょう。

1年生前期会話

 一年生前期第4回目の授業です。
 今回は簡単な自己紹介を学びます。

 授業冒頭に用意した紙袋に学生の携帯を全て回収。
 そこにいくつか学生のではない携帯を混ぜておきます。

 まずは復習。
 1~30の前回の宿題で発音が安定しなかったので、これを一人ずつ読ませました。

 その後は携帯の紙袋から一つずつ取り出し、「これは誰のスマホですか?」と聞きます。
 始めの人はよく分からず何も言えないので、そういう場合は保留。
 次々スマホを取り出して聞いていきます。

 数人目で「それは私のスマホです。」と言う学生が出てくるはずですから、すかさず「あなたの名前は何ですか?」と聞きます。
 名前まで答えられたら携帯返却。これを全ての携帯で行います。
 ここまでで30分くらいかかりました。

 続いて今回の本編。
 プリントを配り、例文一つずつ読んでいきます。
 例文の中の発音でつまづいたら、その都度全体練習。一人ずつ発音させていきます。

 今回勉強する重要なものはこの5つの文。
  ・私の名前は〇〇です。
  ・私は〇〇出身です。
  ・私は〇〇歳です。
  ・私の専攻は〇〇です。
  ・私の趣味は〇〇です。

 これを一つずつ丁寧に学んでいきます。
 17歳、18歳、19歳の読み方をそれぞれ練習し、あとは学生の故郷の名前を教えます。
 最後これを宿題としました。

 先生、こんにちは。
 私の名前は〇〇です。〇〇歳です。〇〇出身です。専攻は日本語です。趣味は【自由】です。
 よろしくお願いします。

 とにかく学生から日本語を引き出すために、テンポよく言わせ続けるのがポイントです。
 授業全体を通してみると大体問題はなかったと思います。

 雑にまとめました。
 学期末時間があるときに詳しく書き直したいと思います。

1年生前期会話

 一年生前期第3回目の授業です。
 今回は長音、促音、数字を学びます。

 まずは前回の復習です。
 濁音と拗音を学生に黒板に書かせて1行3回ずつ読み、もう一度ちゃんと発音練習します。
 
 それが終わりましたら、まずは長音から。
 一年生が使っている教科書の単語を3回ずつ読んで復唱させます。
 その後は「おじいさん」と「おじさん」を黒板に書いて、全員一人ひとりに「おじいさん」と発音させます。
 もし正しく発音できた場合は「おじいさん」側に正の字を書き足していきます。
 長音が不十分で「おじさん」になってしまった場合は、そちらに正の字を書きます。

 これをすることによって、他の学生の発音と私の判断をちゃんと注意するようになります。
 より長音を意識させることができるはずです。

 続いて、「おじいさん」と「おじさん」の発音の違いを教えます。
 実際は学生が思っているよりももっと長い時間伸ばすと綺麗に聞こえます。
 それを踏まえて、もう一度教科書の単語を3回ずつ読んで、長音を意識させましょう。

 
 続いて、促音の練習です。
 これも教科書の単語を3回ずつ読みます。
 「にっき」「いっぱい」「きって」と「ねっしん」の4種類を使います。

 促音の後の発音がk、p、tの場合は音を切ります。
 sの場合は摩擦音で1拍とします。

 まずは比較的簡単なkptから。
 これも全員立たせて、一人ずつ発音させましょう。
 口が緊張して上手に言えない学生もいると思いますが、経験上95%は問題ありません。

 続いて難しいsの促音です。
 これもまず全員立たせて発音させるのですが、ダメな場合は立たせたまま。
 おそらく半数以上の学生が不合格になるはずです。
 ここで摩擦音について説明し、正しい発音を何度も聞かせます。
 そして身に付けさせましょう。

 その後はもう一度教科書の単語を3回ずつ読んで確認します。

 ここまでで50分でした。

 後半50分は数字の勉強にあてます。
 まずは0~10まで黒板に書いて、一つずつ発音を確認します。
 0,4,7は複数の読み方がありますが、今回は混乱を避けるために「ゼロ」「よん」「なな」として導入します。
 11、12、13、14、15、…と徐々に数字を増やしていき読んでもらいます。
 20を過ぎて30に達したあたりで規則性に気付くでしょうから、そうすれば99まで言うことができるようになります。
 ここで11を「いちじゅういち」と誤読する学生も出てきますので注意が必要です。
 あとは個別に100を教えて数字の導入は完了。

 数字の練習がてら、任意の数字を黒板に書いて学生に読ませたり、あるいは自分の携帯番号を言わせたりします。
 携帯番号のくだりでは、わざと聞き間違えて黒板に書いたりすると盛り上がります。
 私が自分の電話番号を言うので、学生に聞き取らせて1人にかけさせるなどしてもいいかもしれません。

 ここまで来たらゲームです。
 やった遊びは美人投票ゲームで数字の勉強に詳しく書いています。
 あらかじめ何かプレゼントを用意しておくことと食いつきが違ってきます。
 これで数字で50分遊べますね。

 最後に宿題。
 p29、四の「ここは~とけいです。」と数字の0~30を60秒以内で読むこと。
 特に長音と促音に注意して読ませます。

 ここには万年筆やノートなどがあります。本はありません。本は本棚にあります。テーブルの上にケーキがあります。コップもひとつあります。机の上にはポットはありません。これは私の時計ではありません。これは李さんの時計です。

 第3回目も無事に終えました。来週からはもっと難しくなるかな。