1年生前期会話

 教案には既に一年生前期の授業一覧があるのですが、今年も少し工夫を加えて新しいことに挑戦してみようと思います。
 数年後になるかもしれませんが、いずれ全部の内容を一つにまとめて確立させるつもりです。
 なので今学期も順を追って1年生の授業を紹介していきます。

 まず授業前にいろいろ用意しておくものがあります。
 1つは五十音図の書き方の参考です。ちょうど上のようなものを人数分印刷しました。
 普段使用する教科書にも書いているのですが小さいです。書き方から学ぶには多少大きく見やすいほうがいいでしょう。

 もう一つは五十音の書き方を練習するのに使う紙です。
 マス目のついたものを選びました。これらは授業中に使います。

 授業開始。
 まずは簡単に自己紹介。名前と年齢と経歴と、2分もあれば終わります。
 多くの秘密を残しておくくらいがちょうどいいんですよね。

 その後は、他の先生の授業で既に習っているであろう五十音図を学生自身に黒板に書かせます。
 1人ずつ1行を担当します。あかさたなはまやらわで10人ですね。
 字が汚い、順番がバラバラなど何かといちゃもんつけて、3回くらい書かせました。

 正しく綺麗にかけましたら、次は1文字ずつ発音の練習。
 私が「あ」と言った後に学生も「あ」と言い、これを3回繰り返します。これを「ん」まで根気よく。
 次に1行ずつの発音練習。「あいうえお」「かきくけこ」…を再び3回ずつです。

 3分くらい個人練習の時間を与えて、一人ずつ発音を聞いていきます。
 もしダメなら発音のポイントを教えて注意をします。ここでは深く注意するのではなく、あくまでも軽く。

 
 発音練習はここまで。

 次に用意した大量の紙を全員に配ります。初回は発音もそうですが、まずは書いて読めるようになることも目標の一つです。
 その紙には「あ」から「ん」までをそれぞれ36回ずつ書きます。紙は私の自費でした…。
 「あ」と1回書いたら、口で「あ」と発音してみようと促して、授業の終わりまでそれをひたすらさせます。
 これは次回までの宿題にします。

 授業の終わり5分前に学生の手を止めさせました。
 私の微信の連絡先を教えて、学生全員に登録させます。そしてもう一つの宿題。
 「あ」から「ん」までを読んで、音声を私に送ること。1つでも正しく読めなければ全部やり直し。

 そして授業終わりです。
 過去3回の1年生初回の授業に比べたらかなり厳しめ。
 特に交流という交流もありませんが、このくらいのほうが気が楽と言えます。

 先学期から考えているのは、私が行う授業から学生が主体的に行える授業にしたいと思うようになりました。
 今学期もその方針を忘れずに教案考えたいと思います。

1年生前期会話

 1年生前期、最後の会話の授業となりました。
 今回の内容は「欲しい」と「~したい」です。

 第15課 単語.pdf
 第15課 内容.pdf

 話を聞いたところ既に別の先生による基礎日本語の授業で触れられていました。
 だからと言ってやらないわけにはいきません。
 頻繁に使う文型ですし、これが使えると会話の幅がぐっと広がります。

 いつもはクラスを2つに分けて週2回授業をしているのですが、今回は最後ということで全員呼びました。
 一年生が全員集まったのを見るのは実に3ヶ月ぶりくらいだと思います。

 大きく分けて4つの文法を学びました。
 ➀~が欲しいです。
 ➁~を欲しがっています。
 ➂~たいです。
 ➃~たがっています。

 特に注意しなければいけないのは「欲しがっています」「したがっています」です。
 これらは三人称視点で使う文型であるため、やや複雑さを増しています。
 しかしながら「~したいと言っていました」等と言えば「したい」も使うことができます。

 真面目に教えようと思えばこんなにも難しいですから、この辺りの説明は中国人の先生にお任せするとして、ここではただ「他人の希望や願望を述べる時は少し変化しますよ」と簡単に触れるだけにしました。

 つまりこの授業で多くの時間を割いたのは「欲しい」と「~たい」です。

 30人もいましたので、一人ひとりの発話は減ります。濃い目の内容はできません。
 ですから質問を絞って投げかけていきます。主な質問はこれら。

 ・彼氏は欲しいですか?
 ・お土産は何が欲しいですか?
 ・冬休み、何をしたいですか?
 ・将来、何になりたいですか?

 日本の新年が近いこともあり、新年のお年玉の話もしました。
 「お年玉今年いくらもらった?」みたいな話もしましたが、これは今回の授業とは直接関係ない雑談です。

 1時間30分程度で終わりました。
 その後は2日後に控えた試験についてのお話です。全員集めた理由はこれでした。

 以上、最後の授業でした。
 また来学期も授業内容をまとめていくつもりですので宜しくお願いします。

1年生前期会話

 第14回目の授業です。
 今回勉強するのは形容詞の変化、そして比較文です。

 第14課 単語.pdf
 第14課 内容.pdf

 例文に従って過去形と過去否定形を学びます。
 ・彼はどうですか? ―― 以前は好きでした。でも今は嫌いです。
 ・昨日は暇でしたか? ―― 暇ではありませんでした。

 な形容詞の過去形は「~でした」を使います。
 過去否定形は「~ではありませんでした」です。

 適当な形容詞を言ったら、学生に肯定形、否定形、過去形、過去否定形の順番で言わせます。
 これを一人ずつやっていくといいと思います。

 続いてい形容詞。
 ・昨日の天気は寒かったですね。 ―― 全然寒くなかったですよ。
 ・試験はどうでしたか? ―― 難しくなかったです。

 い形容詞の過去形は「~かったです」、過去否定形は「~くありませんでした」となります。
 これもいろんな形容詞で練習させます。
 特に「暖かい」は過去形、過去否定形が言いにくいので何度も練習しました。

 次は文法➀「AはBより~です」
 ・彼は私より背が高いです。

 これは比較の基本的な形となります。中国語と文型は似ているので簡単だと思います。
 学生を1人教壇まで呼び、私とその学生とで比較をしました。
 「先生は〇〇さんより背が高いです。」あるいはその反対。
 これを人を変えて何度も繰り返しました。

 かっこいいやかわいいなどは外見を判断することになるので気をつけなければいけません。
 したがって教師の判断で大丈夫だと思った学生にのみやります。
 外見の中でも背が高いかどうかは比較的問題になりにくいです。
 また髪が長い、若いなども良いかもしれません。

 文法➁「AとB、どっちが~ですか?」「Aの方が~です。」
 冬と夏どっちが好きですか? ―― 冬の方が好きです。

 学生一人ひとりに聞いていきます。
 「冬の方が好きです」なら冬に方に正の字を書き足していきます。
 投票のようにやっていくと盛り上がりますね。

 ここではちょっとした遊びをやってみました。
 任意の学生2名に「犬」を描かせました。
 書き終わった後に「どっちが上手ですか?」と聞きます。これも一人ひとりに聞いていき、投票させます。
 いろんな絵を描いてもらいましたが、下手と下手同士がぶつかったときが大変盛り上がりますね。

 文法➂「Aが一番~です。」
 「大学生活の中で、何が一番重要ですか?」という質問をしました。
 勉強、アイドル、肉まんじゅうなどなど色んな意見がありましたが、やはり恋愛、彼氏、彼女と答える学生もいて面白かったです。
 その他「寮で誰が一番起きるのが遅い/早い?」「世界で人口が一番多い国はどこ?」
 2番、3番など応用もできます。

 
 今回は内容こそよかったのですが、なぜかボリューム不足でした。
 もうちょっとお絵かきのところを充実させたり、形容詞の変化をもっと体系的に勉強させる工夫が必要だったかなと思います。
 少々改善が必要ですね。

 以上です。