【第25回】「怎么~」の言い方

 先ほどこのサイトを見てくださっている方からご質問がありました。
 「怎么了」「怎么样」「怎么办」の日本語の言い方についてでしたが、改めて見てみると少々複雑というか、混同してしまうかもしれません。
 ということでざっとその違いをまとめて見ましたので、ぜひご参考にしてみてください。

 黄色で書かれた普通形は、通常友達など親しい人に対して使う言葉です。
 で書かれた敬語は主にお店や機内などで聞くことが多いです。
 それ以外の場合は丁寧形を使うことをおすすめします。

 「怎么样」は対象が過去であれば過去形を使う必要があります。
 どうですか? ⇒ どうでしたか?
 これは「です」が「でした」に変化するだけですので、あまり難しくありません。

 「?」がついているものは、語尾が上がって疑問調になります。
 ないものは語尾が上がらず普通に読みます。

 
 とっさに作りましたので、間違いがあれば教えてください。

【第24回】日本語の曖昧表現

 昨日4年生の学生から面白い画像をもらいましたので紹介します!
 そこには日本人の曖昧な表現を中国人はどのように理解し、受け取るのかが書かれています。

 この表の内容は、少なくとも日本人から見ると間違いありません。
 そして見れば見るほど恐ろしい表です。
 意図したことが伝わっていないどころか、全く逆に受け取られているのもあります。

 「なるほど(どうでもいい)」にはかなり納得です。
 興味が無いとかは直接言えませんので、どうしても「へぇ」「なるほど」のような当たり障りのない相槌を繰り返して察してもらおうとするのでしょう。

 これらの言葉はビジネスの場面でよく使われます。
 したがって中国人と日本人の間でビジネスを行うときはより注意が必要だと思いました。

 このような違いを知っておくことは両者にとって重要なことですね。
 特に通訳者には必ず求められる技能でしょう。

 ただし、全てがその意味とは限りません。
 前述した「なるほど」この言葉自体に意味があるのではなく、非言語的な部分に多くの意味があります。
 興味があるのかないのかは態度、目線、声質、表情などを見て最終的に判断しています。

 これが曖昧だと言われる所以ですが、実は言語に起因することではなく、その本質は文化的特徴です。
 難しいと思うことなく、ぜひ楽しんでみてください。

 

【第23回】「時」と「頃」

 ここ「時」と「頃」の違いについて説明します。
 お互いに時間や期間を表す言葉ですが、その範囲が少し異なります。

時(とき)

 「」はその時間の範囲がかなり限定的です。
 まさしくその時間であることを表します。

 (1)眠い時は寝た方がいい。
 (2)授業の時は静かにしましょう。

 【接続】
 名詞+の+時
 い形容詞+時
 な形用詞+な+時
 動詞普通形+時

 

頃(ころ)

 「」は時間の範囲が比較的広いです。
 漠然とした曖昧な期間、大体そのあたりの時間を表します。

 (3)子供の頃は楽しかったなあ
 (4)桜が咲く頃にまた会いましょう

 【接続】
 名詞+の+頃(ころ)
 い形容詞+頃(ころ)
 な形容詞+な+頃(ころ)
 動詞普通形+頃(ころ)

 

比較

 (5)学生の頃
 (6)学生の時
 これらは同じ意味として扱います。

 (7)父が亡くなった、私は病院にいました。
 この「時」は父が亡くなった「瞬間」を指しています。

 (8)父が亡くなったは母はとても暗かった。
 この「頃」は「父が亡くなってからしばらくの間」を指しています。

 時間が正確に分からないときは「頃」を使うことが多いです。
 (9)あの頃の私はいつも無邪気だった。
 (10)8月頃になると海はどこも人でいっぱいだ。

 

備考

 「頃」が接尾辞のような用法あるいは「名詞+頃」の形になるときは、読みは「ごろ」に変化します。
 (11)8月頃(ごろ)になると海はどこも人でいっぱいだ。
 (12)昭和30年代頃(ごろ)の人々の生活
 (13)金曜日頃(ごろ)にしましょう。

 「この頃」は2つの読み方があり、それぞれ意味が異なります。

 このころ…当時、その時
 (14)私はバブル経済が終わったこの頃(ころ)に生まれた。
 (15)鉄砲は1500年代半ば、この頃(ころ)に日本に伝来した。

 このごろ…最近
 (16)この頃(ごろ)ずっとお腹の調子が悪い。
 (17)寒さが厳しくなってきた今日この頃(ごろ)。