日本語の文法, N0文法

説明

接続

 可能否定形+ものは+可能否定形
 否定形+ものは+否定形
 ~できないものは~できない
 ~できないものはできない
 

意味

 不…还是不…
 不能…还是不能…
 不…就是不…
 

解説

 非常に強い否定の表現です。何があっても譲らない断固とした態度で否定するときに使われます。
 前項には「~ても」がよく接続されます。
 

例文

 (1) いくら頼まれても、できないものはできない
 (2) 知らないものは知らないんだから、私に聞かないでくれ。
 (3) 思い出せと言われても、思い出せないものは思い出せない
 (4) 秘密なんだから教えられないものは教えられない
 (5) よくビールを飲めと勧められるが、飲めないものは飲めないことを知って欲しい。
 (6) ゲテモノは美味しいと言われても、気持ち悪くて食べられないものは食べられない
 (7) そこにお化けがいると言われても、見えないものは見えないんだから信じられない。
 (8) 水と油を混ぜようとしても、混ざらないものは混ざらない
 (9) これ以上はこちらにも影響が出るので、譲れないものは譲れない

 

備考

 似ている文法「~ものも~ない

日本語の文法, N0文法

説明

接続

 可能形+ものも+可能否定形
 辞書形+ものも+否定形
 ~できるものも+~できない
 ~できるものもできない
 

意味

 (~できるはずだったのに)できない
 

解説

 本来できることが何らかの原因によってできなくなったことを表します。
 前項には「~たら/~ては/~ば/~なら」がよく接続されます。
 

例文

 (1) 相手は格下だからといっても、コンディションが悪ければ勝てるものも勝てない
 (2) 最初は騙すつもりで接触したのに、こんなに優しくされては騙せるものも騙せなくなる。
 (3) あんな気持ち悪いものを見せられた後なら食べられるものも食べられない
 (4) 具合が悪いのにそんな動き回っていては治るものも治らないだろう。
 (5) 勉強中に大音量で音楽を流されたら、覚えられるものも覚えられないだろう。
 (6) 貯金すると言いつつあれもこれもと欲しいものを欲しいだけ買っていたら貯まるものも貯まらないはずだ。
 (7) 集中力を欠いていたらできるものもできない
 (8) こんなに寒くては指が動かず、演奏できるものもできない

 

備考

 似ている文法「~れないものは~れない/~できないものは~できない

日本語の文法, N0文法

説明

接続

 名詞A+が+名詞A+なら
 

意味

 もし他の[名詞]だったなら
 

解説

 同じ名詞を2回繰り返して使う文法です。一般的に使われる表現はとても少なく、「世が世なら(時代が時代なら)」「相手が相手なら」等です。

 世が世なら(時代が時代なら) → もし別の時代だったなら
 相手が相手なら → もし別の相手だったなら
 

例文

 (1) 世が世なら切腹ものだ。
 (2) 時代が時代なら死刑だ。
 (3) 世が世なら彼女は絶世の美人として名を残したはずだ。
 (4) 世が世なら戦争になる事態だ。
 (5) この子は世が世なら王になっていただろう。
 (6) 相手が相手なら負けている試合だった。

 

備考

 「時代」や「相手」以外、一般的に使える表現が見つかりませんでしたので、もしありましたらコメントください。