日本語教師のお仕事

 1年生後期会話の試験が昨日終わりました。
 いつもは5分ほど口頭試問をして成績をつけるのですが、今回はちょっと工夫を凝らした内容にしてみました。

 試験は1人あたり5分ほどで、大きく2つのパートに分かれます。
 パートⅠは以下のような内容です。

 20個からランダムで選ばれたテーマに沿うものを1分で10個挙げてもらいます。試験内容は試験1週間前に通知しているので、この20個のテーマについてそれぞれ10個あらかじめ準備して暗記しておけば問題ありません。ただし、発音やアクセントが異なると誤答としたので、全問言い切った人は約50人中10名もいませんでした。平均としては7点くらいだと思います。

 

ある国では、男の子だけ欲しがっています。どの世帯も男の子が産まれるまで子供を作り続けました。つまり、女の子が産まれたらもう一人子供を作り、男の子が産まれたらもう子供を作りません。この国の男女比はどうなりますか?

 パートⅡは上記の問題に対する回答とその説明をしてもらうという試験です。
 ここでは暗記してきた単語をただ言うだけではなく、分かりやすいように相手に伝えるような能力が試されます。全ての学生が1:1と答えましたが、そこに行きつくまでの思考過程がみんな違い、その点聞いていて楽しかったです。

 ある学生はこんな図を書いて説明をしました。

 すごく分かりやすくまとめられていると思います。
 長く説明するのではなく、簡潔に分かりやすく伝えることも重要なことですね。

 また、パートⅡの説明をお願いしますと言った途端無言になり、目の前の紙に何やら長々と言葉を書き続けて3分間。それを私に見せて「終わりです。」と言い切る学生もいました。私は念のために「終わりですか?」と聞いたんですが、彼女は「はい」と言ったのでその時点で終わりとしました。その書いた内容が以下です。

 会話の試験だと言っているのに何も言わないのはいかがなものか、非常識ではないかと思うのですが、彼女は依然としてすました顔だったのがまた驚きです。答えが正しいかどうかはともかく、自分の言葉で、せめて読み上げるだけでもしてほしかったかなと思います。

 こんな試験内容でしたが、いろんな学生の考え方に触れられて面白かったです。

日本語教師のお仕事

 昨晩は4年生による会食がありました。
 私は8時過ぎに行き、久しぶりに会う彼らと少し食事、会話をして記念撮影しました。
 この4年生は私にとって本当に特別な存在となっています。

 私はこの日のために全員に書いた手紙、読んで泣いている人もいました。
 帰り際、数名の学生が駆け寄って来て一言二言話をして抱き合いました。私ももらい泣きです。

 卒業式まであと1週間、寮を出るまで更に1週間ほどありますので、まだ会うチャンスはあります。
 最後の時間をかみしめたいと思います。

日本語教師のお仕事

 この女の子は14歳の中学生です。中学生と言っても中学校には通っておらず、毎日3年生の全ての授業に来て、同じように授業を受けています。もちろん私の授業もです。1年前に初めて会ったときと比べると、恐ろしいくらい日本語の運用能力が上がっています。やっぱり若いと適応能力も高くなるんでしょうね。

 彼女の夢は日本の大学に留学することだそうですが、中国で中学校にも高校にも行かないとなると、本当に留学できるのかどうか心配になります。

 今は天真爛漫な笑顔を見せてくれますが、義務教育くらいは受けないとマズい気がします。これも親の教育方針なのかもしれませんね。